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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 死体愛好者と正しい死に方 ( No.14 )
- 日時: 2010/06/28 17:56
- 名前: 月兎 (ID: iEydDqYB)
第四話「いじめ」
僕は「父」という存在にいじめられていました。
毎日毎日つらかったです。
殴られました、蹴られました、刺されました、血が出ました。
それでも誰一人として助けに来てはくれませんでした。
僕の帰る場所はもうなくなってしまいました。
僕の家は地獄です。
そして一人の「少女」にもいじめられていました。
ただただ殴ってきました、彼女もまた狂っていました。
彼女は「父」に比べればまったく怖くはありませんでした。
でも、辛かったです。
僕には逃げるところもなくなりました。
学校は地獄でした。
そして
僕を馬鹿にした「少女」は僕がお仕置きをしました。
そうしたら、僕をいじめなくなりました。
簡単なことでした。
悪いことをした子供を叱る親のように
ただ、お仕置きをしただけです。
それだけなのに僕は逆に叱られました。
悪者にされました。
テレビにも出ました。
でも、悪者を退治するヒーローはいつになってもやってきません。
そして、僕は悪者のまま成長しました。
僕は穢れの塊なのです。
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