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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Episode10 清掃委員会 ( No.32 )
- 日時: 2010/06/30 21:40
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆kaIJiHXrg2 (ID: cYSZrqDn)
生徒会実行室を出ると直ぐ、サタンは流の首根っこを掴むと、
目の前の窓から2つ下の階にダイブして再び窓から校舎へと入った。
侵入するさい、窓が閉まっていてもお構いなしに、水の幕を通り抜けるかのように流も廊下へと引き込まれた。
なんだか、ガラスがひんやりしていて気持ちが良い。
「さて、次は清掃委員会への活動命令だ」
「清掃委員会って、ゴミ拾いしてる?」
「この学校の清掃委員会は特別でな、おい!居るか?」
サタンが扉をノックすると、生徒会実行室の時の何倍もの速さで扉が開き、中から誰かが出てきた。
「あっれ?理事長、どうしました?」
「久々のハードな清掃活動だ、気を抜いたら死ぬぞ?」
「ふーん、死にはしませんて。こう見えてもミーは強いんですよ?」
サタンが再びあきれた様子で首を振ると、
生徒会実行室と同じように適当なイスに2人を放り込むと、
殺気とまったく同じ話をし、
部屋を後にすると、屋上へ上り漆黒の翼を広げ、
会社のビルへと一気に飛ぶ!
「サタンさん、清掃委員会って何が特別なの?」
「何が特別か?清掃活動の内容だ。侵入者の清掃活動、つまり、侵入者を迎え撃つ仕事を持っている。風紀委員とは別の方向で学院を守る存在だ」
その言葉と同時に、ビルの屋上へと降り立ち、
屋上に居た者を全て銃で撃ち殺した。
「チィッ!ここまで攻めて来ていたか」
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