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42【開戦宣言】


百宮学園高等学校


天馬は１時限目の数学の授業を終えると、久々の授業に疲れを感じていた。
「課外授業はやばいなぁ・・・・」
「天馬、今日はカラオケ行こうや！！」
前の席に座る将は、振り向いて天馬に言う。

気晴らしに行くか・・・・

「いいよ。」
「あっ！私も行く！！」
天馬の横に座る七海も賛同した。
この３人は、昔から仲の良いトリオだ。カラオケもその分楽しくなる。
３人は顔を合わせると、次の授業の準備を始めた。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


東京　渋谷区　　渋谷１０９の屋上


黒いマントを靡かせながら、バエルは平和に歩いている東京の住民を見下ろす。
バエルの後ろには、以前脱獄したＮＰＳの受刑者３００名がいた。

「それでは、東京を占拠し、世界への復讐を始める。」

バエルは振り向き、受刑者達の顔を見る。
「君達には、今から東京を好きなように破壊してほしい。いいかい？」


「おぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！！」


「やってるやるぜ！！！！！！」


「全員殺せ！！！！」


受刑者は歓声を上げ、すでにバエルの手のひらの上で踊らされている状態だ。
「アガレス、アモン、シャックス、マルバス、カイム、エリゴス卿。我が同志よ、君たちは彼らを先導しろ。」
バエルは、自分の隣に立つ６人に言う。
６人は頷くと、渋谷の街を見下ろした。

「それでは、第３次世界大戦・・・。いや、第１次能力大戦の開戦だ。」

そして、終わりの始まりが始まった＿＿＿＿＿＿





次回、戦場東京編突入＿＿＿＿＿＿