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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 空想楽園依存症 ( No.23 )
- 日時: 2010/07/12 21:21
- 名前: 彗彩花 ◆vnMt3fk8bc (ID: DSznZxUf)
- 参照: ( ゜∀゜)o彡゜えーりん!えーりん!
ローリンガールはいつまでも
届かない夢見て
騒ぐ頭の中を掻き回して,掻き回して
「問題ない。」と呟いて
言葉は失われた?
もう失敗,もう失敗
間違い探しに終われば,また,回るの!・・・・
Ⅶ
二日後の朝。私は知ってしまった。
「有栖が・・・消えた?」
テレビに映し出されているのは、見慣れた制服姿の少女。
一度も忘れたことのない顔。
「有栖が消えたなんてありえないありえない信じない信じない・・・」
「散乃ちゃん・・・」
鈴さんが心配そうな目で見ている。
「へへへ・・・どうしよう?有栖がいなくなったなったななななな・・・」
有栖がいなくなるなんてありえない!
絶対に学校にいるはず!
「鈴さん!ちょっと早いけど学校行くね!」
「いってらっしゃい・・・」
いつもは鈴さんと呼ぶと怒る鈴さんは怒らなかった。
*****
「きっ・・・来てない・・・?」
学校について下足箱のローファーを確認しても、そこにあるのはローファーではなく、カラフルに彩られた上履きだけだった。
「・・・っ・・」
私は教室に向かって走った。
そして教室の扉をあけたときーーー
「殻半さん・・・」
はっと後ろを振り向いた先に立っている影は・・・
「不知火さん・・・」
学級委員にして新聞部の不知火零雨だった。
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