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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 闇森の洋館 ( No.2 )
- 日時: 2010/07/17 16:19
- 名前: ムク (ID: sU8QSIc2)
第一章 魔神を守る闇の森
鳴き止むことの無い、鬱陶しい蝉の鳴き声。
蒸し暑い理科室では、能登綾香、日野涼香、星川望、水野翔の四人が掃除をしていた。
「にしても暑い……掃除なんてやってられっかよ」
望は、持っていた箒をぽいっと床に投げ、机の上にあぐらをかいて言った。
「まあまあ、そんな事言わないでさあ、さっさと掃除終わらせて涼しい教室に戻ろうじゃん」
綾香はそういうと、望が投捨てた箒を取り、望に投げて渡した。
「おっ、それいいね」
「じゃあ、張り切って掃除しよう!」
「オー!」気合を入れる三人に、望も渋々掃除を始めた。ふと目線を窓に向けると、窓の外には昼でも暗く見える闇森が見えた。
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