ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: †     サツリク  ゲーム     † ( No.1 )
日時: 2010/07/17 10:02
名前: 純色 ◆HOQTRh4M66 (ID: 4GQsJGb4)

第一話

「谷垣〜。聞こえてるか〜?」

ん?なんだ、誰の声だ?ああ、青木先生か。なんでいるんだ?

「あっ!」

 思わず声が出た。ここは学校だった!

数学の時間にうとうとして、とうとう寝てしまったのか!

「まったく。昨日何時まで起きてたんだ?」

「え〜、1時までです」

「学生のくせに、俺より起きてるじゃないか」

「いや、いろいろあって」

 いや、いいわけならまだ間に合う。

「というか、寝てないですよ?」

 はぁ。と青木先生はため息をついた。


「で?この問題は?」

「え?何ページですか?」

「お前…やっぱり寝てただろ」






「はぁ、授業眠すぎる」

 ははは、と亘が笑った。

「お前は家で遅くまでなにやってんだ?」

「昨日は、いろいろとあってね」

「いつもじゃねぇか」

 とナベが突っ込む。

「今日は授業中、たくさん寝ることにするよ」

 すると亘が馬鹿にしたように鼻で笑った。

「ふ〜ん。まぁ頑張れ。というか、今日、大空公園に来てくんねぇか?部活ないだろ?」

「いいけど、なんで?」

「お た の し み」

「はぁ。まあ行くだけいくよ。みんなも行くよな」

「OK」