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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 黒夜叉伝記 〜オリキャラ募集中〜 ( No.20 )
- 日時: 2010/07/19 18:54
- 名前: るりぃ (ID: P.N6Ec6L)
Scene3『攻撃されました』
佐上は背後の気配に気付いたのか身をかがめてかわそうとするがそれも間に合わず。
佐上の背中に刀が突き刺さるその瞬間。
私は手にもっている槍でその刀を叩き折り、佐上に襲い掛かった男を突き刺し、野球バッティングのポーズをとる。
「伏せろッ!」
佐上に言いざま、思いっきり槍を振る!
人が先にぶら下がっている分の遠心力が加わって、風を切る尋常じゃない音がした。
狙うは白い白馬に乗ったナルシスト野郎!
「いけッ!」
男に刺さっていた槍は空中で抜けて地面に刺さった。
まるでホームランの様に綺麗な放射線を描きながら、男が宙を飛ぶ。
その異様な光景に、敵味方もぽかんと口を開けて男を目で追った。
人生最期の最高注目度をあびながら、男は見事にナルシスト野郎に激突する!
「ゲフゥッ!?」
背中の衝撃に驚いたのか、白馬がヒヒーンと鳴いてもの凄いスピードで走り去っていく。
私は馬に振り落とされ、その上から男に乗られてじたばたもがいているナルシスト野郎に近づくと高速で往復ビンタを食らわせる。
「ヘブほおッ!!」
「汚らわしい!」
鼻血と鼻水が混ざり合ったような液体を飛ばし、ナルシスト野郎が気を失った。
なんだかこいつには、無性に腹が立ったので、元本陣に行く前に、顔を思いっきり踏みつけておく。
ため息をついて歩みを進めようとした…刹那。
頭上からクナイが降ってきた。
近場に転がっていたナルシスト野郎の扇をひっつかむとクナイを吹き飛ばす。
「あ〜…やっぱり弾かれたか〜…」
頭上から残念そうな声が聞こえると同時に何かが急落下してくる。
急落下してくる場所はもちろん……。
「危なっ…!!」
冷嘉が慌てて佐上の背後に避けると、丁度冷嘉がいた場所に音もなくその人物は着地した。
To be contineu…
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