ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 消えない闇 ( No.1 )
日時: 2010/07/21 20:14
名前: TSUYOSHI ◆9M/GuMFy6Q (ID: ZYR2ZLjZ)

プロローグ

─ここは都立桜ヶ丘学園学校警備及び刑務委員会文化祭対策本部

「えーじゃ、文化祭本部長の瀬戸君、頼むよ」

わかってますよ。そんくらい。あ、この人はこの委員会を担当する木下っつー教師だ。

「えーでは今から文化祭対策本部を始めたいと思います」

学校警備及び刑務委員会総勢75名。
その中の13人が俺ら文化祭対策本部。
いきなり長い名前を出したことは反省しているんで。

「まず、各クラスの出し物の準備は?」
こうやって聞いていくのが本部長の仕事。

「はい。1年1組占いの館、大丈夫です。」
うわー、占いって・・・・。古くね?(笑)
とか思いながら時間は経ち、最後俺のクラス。
「えーと、3年4組の焼きそば、たこ焼き屋は大丈夫」
焼きそば、たこ焼き。我ながら苦笑。

「さて、次は被害者の確認だ。」
学校の警察みたいな委員会だからここは警察っぽくやんなきゃね。
「ちゃんとやれ」
教室の隅で木下がなんか言ってるが無視。
「被害者はいるか?」
「はい。2年4組の中島君が出し物の製作中にカッターナイフで指を軽く切り、負傷中です」
おおっ、ノッてくれた。
「容体は?」
こういうのも基本中の基本。
「傷の深さが浅いため軽傷、保健室で手当てを受けています」
「了解。ほかに?」
と、聞いたそのときだった。

ガラガラ・・・・。

誰?こいつ、きっとこの委員会の奴じゃないな。と思ったが次の瞬間有り得ないことを言った。
「あ、あの・・・食堂の厨房で女の人が血を流して倒れています!はぁ・・はぁ・・・」
「何!!」
木下、驚き過ぎだって。
でも俺も驚きつつも対応した。
「わ、わかった。今からいく!」
と、言い残し俺と木下はすぐに現場に向かった

これが祭の始まりだった・・・・。