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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第13策 水鉄砲の大戦争【1】 ( No.31 )
- 日時: 2010/08/06 14:57
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: aeLeTDX9)
部長の武器保持許可の下りたという発表から数日、童子たちは何時もと変わらぬ学校生活……いや、部活動をして過ごしていた。
ハズなのに……部室で、部長が有無を言わさずに全員を招集したのだ。
招集され、集まった部員に全我が配ったのは、驚くべき事に水鉄砲……?
何か、もっと武器とか配って
「殺し合い?あかんあかん、ここは学校ってみな忘れとらん? 武器だけやなくトレーニングもせんとあかんやろ?」
その言葉とどづじに、またもや部長がカーペットの端を軽々と持ち上げ、全員を部室の窓から外に放り出した。
例によって大神だけはカーペットから起用に飛び降り、自分で飛び降りた。
地下室へ繋がる隠し扉が部室を出て直ぐにあるといっても、部室はなんと3階にあった。
そんな事はお構いなし、部長もその落ちていった部員達に……いや、落とされた部員達に続き自分も飛び降りる。
『何故窓から放り出す?もっと良い方法は無かったのか?』
そんな言葉の書かれたスケッチブックが降りてきた所の部長に突きつけられた。
部長は軽く笑って答える。
遊んで無いか?この部長……?
「他に方法は無いかって?音ちゃんもわかっとらんなぁ、早いからや」
……遊んで無いな、この手の発言を顔色一つ変えずに言うのは至難の技だ。
さすが部長、尊敬していいのか、非難するべきなのか今一分からない。
「んじゃあ、ルール説明するで〜! 水鉄砲のみずは補給付加、みずが一部でも当たったらアウト。ちなみにわいもとラップを仰山はっておいた、踏むとみずを上に噴出するのと、爆発してみずをぶちまける奴や。水鉄砲は射程距離精々2m、 近づくのは何処まで近づいてもええ、盾を使ってもええ、手を組んでもええけど、最終的に勝者は1人だけや」
説明が終ると同時に全員が方法へと散った。
チャイムがなると同時にスタート!
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