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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第18策 水鉄砲の大戦争【再】 ( No.40 )
- 日時: 2010/08/09 12:26
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: aeLeTDX9)
謎が解けたところで戦争再開、部長の高らかな関西弁が屋上から響く。
「さぁ、戦争の時間だ」
「何処かからその台詞持って来てません !?」
部員全員が口をそろえるが、部長は無視し言葉を続ける。
「一応今残ってるんは黒薙童子、大神氷、東京要、有島優奈の計4人。2回目からはとっても危険なんが加わるで〜! 謎のζチームの切り札! 神狩 真や! 」
その言葉と同時に颯爽と登場してもらうつもりだった部長に対し、その期待を裏切るように神狩は大神と東京、それから有島を口説きに掛っていた。
コイツ、しばらく見ないうちにチャラくなったな……。
「俺が謎の部員こと神狩 真だ。ヨロシクな」
挨拶もなんか普通で拍子抜け、切り札ってもっとこう……威厳があるというかさぁ……。
そんな事を考えていた部員達に衝撃の情報が告げられた。
「始める前に一個いいか?東城異音が死んだ」
その言葉にざわめきが走る。
東城は他人のやっていることなどお構い無しに走っていく自己中なタイプだが、今回は何をした !?
「正しくは敵地に踏み込んで行方不明だ、恐らく死んだだろう。嫌な事に俺のカンは当たるからな……、外れていることを願うしかない」
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