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Re: school life ( No.18 )
日時: 2010/07/29 20:00
名前: 優友 (ID: gM9EmB37)

*。+第3話+。* 親友の悩み

転校生が来てから..もう2週間たった。
速いね、時の流れは。人生はあっという間かもね。おやじか俺。

さて、美少女が来てから学校の雰囲気が変わった。
良い意味でも悪い意味でもだ。
まず、変わったのは男の方だろうか。
なんと「ナナさん同盟」が作られた。
ナナさんのファンの男達が作られたそうだ。
ファンの人数は全男子生徒の95%である。
つまりほとんどの男子が「ナナさん同盟」ある。
すごいな.....。

一方、女の子達もなんと「赤城loveナナさん同盟」が作られた。
なんだそれと思ったら、女性の人気No.1の赤城と男性の人気No.1ナナさんをカップルにする同盟らしい。
つまり、スーパーカップル作ろうという同盟か.....。
学校のほとんどの生徒が入っているらしい。
つまりだ!みんなは夢中なんだよな.....美少女に......。
かわいいし、ハキハキしてるし、成績もいいし、運動神経抜群だし........。
みんなも夢中になるのは無理もない。

俺はというと、参加していない。
どうせ僕は入れないと分かっている。
いつも僕はそう.......。
みんなから嫌われているからな。しかたがないと思っている。
まあ、今回は自分の意志で入りたくないと思っているが。

「何、ため息ついちゃって!」
赤城は僕に話しかけた。
転校生が転校してから2週間たった。
今は放課後で教室には僕と赤城しかいない。
「嫌ね。みんな夢中だねと思って.....。」
「そりゃなー!美人だもんね。まあ、俺もどのグループも入っていないけど。」
そう言って笑った。だが、普段より元気がない......。」
「なあ、赤城。大丈夫か?」
「ん?何が大丈夫かって?俺の頭か?」

.............なわけあるか!

「違う違う!ほら、最近お前と美少女をくっつけようしている人達いるじゃん。
 迷惑かけているんじゃないかと心配していて.........。」
「うーん。かけてないと言ったらうそだけど。」
やはり、迷惑かけているか......。

「じゃーさ。生徒会長に報告したら。」
生徒会には決めたルールがあり、その一つが嫌なことがあったら報告せよというものがある。
うわさでは嫌な事があった子は生徒会長に相談したら100%解決したらしい。
川本の人気の一つの理由である。

「いいよ。大したことないし。」
それは危険だ。
「今は大したことなくても、報告はしたほうがいいよ。絶対!」
めずらしく、僕は必死になった。
親友にかつて僕の過ちを繰り返したくない。
あまりに必死に言っている僕をみて
「じゃーさ!俺はクラブに行かなくちゃならないから、アキラが報告してくれないか?。」
「うん。いいよ!」
それはそうだ。
赤城はもうすぐ試合がある。練習が最優先。
僕は彼の親友として心をサポートをすればいい。
「じゃー!頼むは!」
赤城はそういって教室を出た。
..................................................................

僕も中学の時、親友がいれば.......あんなこともなかったのにな................。



さてと僕は生徒会に行くか。