ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ≠GAME SPACE≠ ( No.2 )
日時: 2010/07/31 18:20
名前: 遊太 (ID: KF4wky37)

【ファーストゲーム始動】


屋上


「うっ・・・やばっ、寝過ごしたか?」

翔太は急いで起き上がり、辺りを見渡した。

しかし、A棟の壁に設置されてある時計を見ると、まだ12時10分だ。

長い間寝ていた感覚がある。それに・・・・


「なんか、静かだな・・・・」


昼休みは、屋上まで聞こえる生徒達の歓声。

だが、今日は何も聞こえない。

というより、妙に静かだ。不気味なほど、何も聞こえない。



『新宮高校生徒及びに職員諸君、おはようございまーす!!!!』



突如、この静けさを破る謎の放送。翔太は体をビクリとさせて驚いた。

放送の声は・・・男らしい。だが、どこか幼さも感じ取れる。

『それでは、アローン・エンド・ゲーム。第1ステージを始めるよ〜ん♪』

「ア、アローン・・・・・・何?」

翔太は首を傾げ、屋上の金網に近づき校舎を見渡した。

どうやら、向かい側のA棟は全員目が覚めたらしい。

廊下や教室で大騒ぎをしている光景が見える。



『第1ステージは、サバイバルゲーム。ルールは教室や廊下の掲示板に貼ってますのでよろしく。』



翔太は放送の意味が分からなかった。

それ以前に、何か不思議な感覚がある。





『それでは・・・第1ステージ・・・・』








スタート__________