ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 落しモノ屋 オリキャラ募集中 ( No.31 )
日時: 2010/08/10 15:33
名前: ココロ ◆bl2YEQI/y2 (ID: rbVfLfD9)

続き——


「まあ、別に信じなくても覚えてればいいよ〜」

呑気すぎる声音で言ってくる。本当にこのヒトはよく分からない。オレは深いため息をついた。

「それと、キミバイトになったんだよね?」

自分からなったつもりはないが、一応うなずく。それを見て満足したのか、白雨は話しはじめた。

「じゃ、今日からキミのことバイト君て呼ぶね」

あまり気持ちのいい呼び名ではないが、言うのもめんどうなのでオレは軽く頷いた。

『では、仕事の内容を話してやれ、白雨。』

「うん、えっと、今日バイト君にやってもらう仕事は…」

白雨は少し間を開けて言った。

「掃除ですっ!!」

ニコニコした顔で予想通りの仕事を言ってくる。オレは冷静な声ではい、と答えた。

「やっぱりバイト君はつまんないなあ!」

どうもすみませんでした。と内心で皮肉っぽく誤った。というか、オレがあんたにそんなことを言われる筋合いはない!

「普通、オレはこう呼びますね、…みたいな言葉あるでしょー」

普通あるのか?言わない奴も多いと思うが。と思ったが、オレは素直に白雨に従った。

「じゃあ、オレは店長とお呼びします。」

なんだか不満そうに眉間に皺を寄せていたが、それでも納得はしたようだった。