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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: こちら花野文房具店!〜ひまわり堂〜*オリキャラ募集中* ( No.45 )
- 日時: 2010/12/01 20:43
- 名前: お饅頭 ◆1xhivJXBvU (ID: XVhgbfch)
- 参照: 元・美華ですがなにか?((
青いショートヘアにボロボロのぬいぐるみを抱えた少女が突如現れた途端、その場にいた取引を行おうとしていた者たちが途端に霧のようになって消えてしまった。
「まんまとハマってくれてありがとう」
その言葉に直仁と李兎は亜理沙を睨みつけた。
「「…亜理沙(嬢)」」
「ごっごめん…」
亜里沙の言葉に、李兎は「はぁ…」とため息をついた。
「あるいみガセではなかったけどねぇ」
直仁がそう呟いた瞬間、李兎がいきなり悲鳴を上げた。
「うわッ!」
「どうした!?」
だが、李兎の周りには何も見えない。
直仁も亜里沙も顔を見合わせ、少女の方を見た。
「お嬢ちゃん、君、何者かな?」
直仁が問いかけると、少女はポツンと呟いた。
「…藍井(アオイ)…真里(マリ)…」
李兎は今だ彼女にしか見えぬ敵と応戦しながら叫んだ。
「その名前聞いたことある!かなりの幻術能力の使い手だよ!でもまさか…クッ(バシッ)…ここまでとは…っ…それにそんなに幼いなんてね…!!」
「李兎ッッ!!!」
「嬢…」
「何!?」
直人が冷汗を垂らし、言った。
「嬢にはこれが見えるかい…?」
「見えない…けど…まさか…!」
「術中にはまったようだね、私は…」
「直仁っ!?」
亜里沙の悲痛な叫びを聞きながらも、真里は恐ろしいほどに無表情だった…。
「…せいぜい、仲間の悲鳴でも聞いて、苦しんでください」
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