ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 白夜のトワイライト ( No.103 )
- 日時: 2010/09/13 21:37
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
響く足音が透明な床をこだまする。
煌びやかな黒髪をなびかせ、和服を着こなす綺麗な女性は笑顔のまま一刻と歩いていく。
「…おや、もう回復したのかい? 断罪」
奥の部屋に大きな椅子で腰掛けて待っている男が女性に声をかける。
その男は長い白髪をし、黒いスーツを着こなしている。見た目は紳士のような格好。
顔は薄暗い部屋のせいでよく見えない。ただ声からして若いということはわかる。
「…はい。黒獅子さん、私を誰だと思ってるんですか?」笑顔の状態だが殺気がひしひしと伝わる。
「フフフ…君は面白いね。なんでもかんでも敵意を剥き出しにする…君の心には本当は何があるんだい?」
黒獅子と呼ばれた長い白髪の若者はそう言った刹那、断罪が十字架を黒獅子の目の前に向ける。
「…黒獅子さん。世の中には聞いてはならないものと、見てはならないものがあるのですよ…」
あくまで笑顔で、殺気は今さっきまでとは比べ物にならないぐらいのものを出している。
「君ぐらいだよ…俺を恐れずに武器を向けてくるのは…」余裕の表情を浮かべる黒獅子。
そして十字架を手で払いのけてこう言った。その赤い瞳を断罪へと向けて。
「俺はね…その聞いてはならないもの、見てはならないものを見る権限があるんだ…」
断罪のものすごい殺気を掻き消すかのような"白い気配"。黒と白の混じったその気配はまるで——
「ふふふ…楽しみだよ。早くおいで、白夜君…君にはまだ働いてもらわないと…ね?」
黒獅子の笑みは断罪をも冷や汗をかかせるほどの気力があった。
第5話:裁くべきもの、守るべきもの
そこは殺風景な部屋。目立つものといったら真ん中におかれてある巨大なパソコンと椅子
そして壁にかけてある白色のコートのみ。
そんな部屋の中、一人で佇む少年の姿があった。綺麗な白髪をし、外見は美形の外国人のようだ。
一口リンゴをかじり、その少年、白夜は窓を思い切りよくあけた。
眩しい日差しが白夜の目に差し掛かる。だがこんなふざけた現実は偽りの世界だ。
普通に過ごしている社会人も金に困ってエデンに手を出したり、ストレス発散のために手を出す。
そんなふざけたゴミのような世界。もう、すでにこの世は腐っていた。
なぜ人を殺して平然な顔で暮らしていられるのか。
だが自分はそんな世界を救う気などない。自分の目的はただ一つ。
自分の受けた罰、ルトを救う。ただそれだけのために生きている。
白夜はまだかじったばかりのリンゴをまるごとゴミ箱へと放り捨てる。
「早く…助けないと…」白夜はまた自分の使命のためにパソコンの前へと立つ。
ただ、それだけのために。
「にっしても…よくお前生きてたな?」
白い個室にあるベッドに腰掛けている優輝に向かってその少年は言った。
「あぁ…腹にあれだけの傷を受けたのに…」優輝は自分の腹を触る。生きているんだと実感を共に感じた。
「ま、この秋生がいなかったらちっとまずかったんだぜ?」
秋生と名乗るその少年は自分の胸を叩いて笑顔で言う。
「ありがとうな? ていうか、現実で来るとは思わなかったよ」
「そんなのエルトールの知能で一発よ! それにお前が生きれたのは大和撫子のおかげなんだぜ?」
大和撫子というと風月 春のことである。ずっと自分を治療して看病してくれていたみたいだった。
「あぁ、また会ったらお礼いっておくよ」
「そうしたほうがいいなっ! …おっと、俺はちょっとエルトールの仕事があるんでこれで失礼っ!」
「ん、わかった。色々ありがとうな?」
「気にすんなって! 仲間だろ?」そう笑顔でいって秋生は病室から出て行った。
「仲間…か…」
自分の手を強く握り締める。こんな罪人を仲間と呼ぶのはやめろと体が拒絶しているのがわかった。
また、自分は人殺しという罪を重ねるのではないか。そんな気がしてならなかった。
「うぅ…!!」
自然に、優輝の目から涙が零れた。自分の一番大切だった家族をめちゃくちゃにした黒獅子。
優輝はいつまでも痛む腹を抑えながら、いつもでも止まらない涙を流しながら
必死に、必死に肉親のいない寂しさを振り払っていた。
- Re: 白夜のトワイライト ( No.104 )
- 日時: 2010/09/13 18:05
- 名前: 狩人 ◆Puie0VNSjk (ID: /od6a26Q)
面白いなぁ、やっぱ
- Re: 白夜のトワイライト ( No.105 )
- 日時: 2010/09/13 20:17
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)
返信100突破おめでとうございます。
これからも更新頑張ってください、応援しています。
- Re: 白夜のトワイライト ( No.106 )
- 日時: 2010/09/13 23:16
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
<<阿嘉弧さん
えぇっ!もう終わりってダメですy(ry
後10話か20話ぐらい先延ばし…(マテ
そうですか…では更新をとても楽しみにして待ってますね〜!
<<狩人さん
そうですかっ!?よかったですとも…wハッキリ申すとあまり自信がなくてですね…。
そういってもらえて本当に嬉しいです><;ありがとうございますっ!
<<紅蓮の流星さん
あ、そういえば返信100いってましたねぇwww気付かなかった…orz
ありがとうございますwこの作品は出来るだけ早く終わらせるような感じになるんですが…。
最後まで更新がんばりたいと思います;応援ありがとうございますっ!
- Re: 白夜のトワイライト ( No.107 )
- 日時: 2010/09/14 17:20
- 名前: クロ+ ◆EJ0MB3jlw2 (ID: Ex55yMPi)
ネッネタバレ!?
後悔・・。公開?
断罪公開かー!(はぃ。馬鹿です。
- Re: 白夜のトワイライト ( No.108 )
- 日時: 2010/09/14 21:49
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
<<クロ+さん
公開って何公開するんですかww断罪で公開することといえば…
「え?なんでそんなに見た目綺麗なのに残酷な性格なんですか?…ふふ、殺すよ?」
っていわれますかね…。公開、できなさそうですww
- Re: 白夜のトワイライト ( No.111 )
- 日時: 2010/09/15 13:31
- 名前: 絶櫨 ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)
遮犬s、こんな時間に出没していたのですか
携帯ですかね?
私個人としてはハガレンノ音楽はゴールデンタイムラバーが好きです^^
- Re: 白夜のトワイライト ( No.112 )
- 日時: 2010/09/15 16:34
- 名前: クロ+ ◆EJ0MB3jlw2 (ID: Ex55yMPi)
そうですかー。
残念(ぇ
断罪とお友達になったら初日で斬られますね(* ^ω^)ゞ
- Re: 白夜のトワイライト ( No.113 )
- 日時: 2010/09/15 18:50
- 名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)
ハガレンきたーーーーーーーーーーーー!!!
消せない罪もゴールデンタイムラバーもみんなみんな大好きだ——————!!!!(自重ww
- Re: 白夜のトワイライト ( No.114 )
- 日時: 2010/09/15 18:59
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
<<絶櫨さん
普通は学校のこの時間なんですけどねw実はですね
熱がありますwはいw頭グラグラですw体がこの暑さの中より暑いですww
そんなこんなで学校を休んだので親がいないあの時間を狙ってINしたということですww
風邪を引いたのと休みの時以外はあの時間いませんのでw稀中の稀ですかねw
ゴールデンタイムラバーも選ぶ中にあったんですけどねwやっぱり罪っていうタイトル的感じでw
消せない罪ってのが一番あってるかと思いましてw僕もゴールデンタイムラバーは大好きですw
ハガレンの歌の中で最も好きなのはシドの「嘘」ですがwww
<<クロ+さん
でしょうねぇw斬られるというより十字架は刺す方面に当たるようなので…
多分…人間の形を保っていないほどにwww(ぇ
あ、笑い事じゃないなwこれはw
<<亜倉歌樹さん
はいwハガレン好きでしたのでww
といってもアニメのほうは初期しか見てないというのは…
フルメタルアルケミストって結構時間帯が早いww7:00ぐらいの放送だといいのにww
なので僕はマンガですねw見てるのはw
ハガレンの曲はみんないいですよねーw僕も自重するほど大好きですwえぇ!もちろん全て!!ww(ぁ
- Re: 白夜のトワイライト ( No.115 )
- 日時: 2010/09/15 19:04
- 名前: 阿嘉狐 (ID: B9PxCLY9)
キャラソンいいですねーwwww
…うーむ…、しゃいぬさんのギャグの方も見させて頂きました!w
文才下さい!!
- Re: 白夜のトワイライト ( No.116 )
- 日時: 2010/09/15 21:18
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
<<阿嘉孤さん
キャラソンは思い切りで決めましたwwていうかテイルズもハガレンもどちらも好きでしたのでww
ギャグの方というと…コメディの暴風警報ですかね?w
文才はないですwもう全くといっていいほどないですwwだからあげることができないのですw
これ以上なくなってしまったらもうどうしようもないですからww
それに阿嘉孤さんの描写はすごいですよ><;本当に痛く感じてくる…ww
無くなった少女、続き楽しみにしてますともw
- Re: 白夜のトワイライト ( No.117 )
- 日時: 2010/09/15 23:49
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
エルトールの団長、ディストは自らの団長部屋でコーヒーの中に大量の砂糖をかき混ぜていた。
「…入っていいぞ」ディストはコーヒーを見つめながら大きな扉に目掛けて言う。
「…ディスト、どういうことだ?」
扉の先にいたのはディストを睨んでいる白夜だった。
「…はて? 何のことでしょう」
ディストは"あえてとぼけてみる"。白夜の反応は予想通りだった。
「とぼけるなっ! なぜ、なぜ断罪がルトのことを知っているっ!」
白夜はより一層ディストを睨みつけてこちらに歩みよってくる。
「君には知らなくてはならないことがある」ディストは砂糖をかき混ぜる手の動きをやめて言う。
「どういうことだ?」
「君は、レト君のことをまだ覚えているかね?」
「レト…っ!?」
レト、それはルトの弟でもあり、レトの目の傷は白夜がつけたものでもある。
つまり、何の状況もわからない状態のレトは白夜の存在は、憎悪にすぎない。
白夜はこのことを充分にわかっていた。
「そのレト君が…孤高の白城で君を待っているそうだ」
「何…?」孤高の白城は黒獅子の手掛かり、及びルトの手掛かりがあるといわれる場所。
次の白夜の目的地でもあった。
「実は、レト君は政府に逆らう反乱軍の一つでもあるんだ」
反乱軍、それは政府のトワイライトの発動や政府の様々な動きを反対するグループのことを指し示す。
「エルトールは慈善事業じゃない。罪人は誰であろうと罪人だ。依頼された罪人を裁くのが僕らだろう?」
「…何がいいたい?」
「…レト君は反乱軍の一つ。そして罪人として依頼がきている。…そしてレト君は君を狙っている。
つまり裁くのに絶好のチャンスということ」
ディストの言いたいことはわかった。レトを白夜の手によって、裁けということである。
「出来ないのなら…他の誰かに裁かせるが?」ディストは顔の前で手を組んで白夜を見る。
普段は頼りなさそうだが心は冷血も冷血。凄まじい気迫を持つ男がディストである。
「…わかった。俺が裁く」白夜は無表情でディストにそう告げた。
「うん、そういってくれると思ったよ。君なら」ディストが微笑んでコーヒーを飲む。
「ん〜…砂糖がよく掻き混ざってないなぁ…また混ぜないと…」
ディストがまたスプーンでコーヒーを掻き混ぜようとする時、白夜は去ろうとしていた。
「…白夜君」ディストがコーヒーを見ながら白夜を呼び止める。
「…何だ」白夜は振り向かず、立ち止まって呟いた。
「断罪は黒獅子に服従しているわけじゃない。断罪の花っていうやつがいるんだよ」
白夜は黙って聞いている。ディストはそのまま続けて言い放つ。
「断罪の花、コードネームは榊。罪人の中でも断罪以上の罪人だ。
そしてその榊は元トワイライトの発明者なんだとか
黒獅子との接点はわからないけど…気をつけなよ?」
「なんで俺が気をつけないといけない?」振り向かないまま白夜は言う。
「断罪の花は君を狙ってるよ。それに君の諸事情も知っている。理由はわからないけどね」
「…俺は、ルトを助ける。それだけのために生きているといわなかったか」
白夜はそのまま団長室を後にしていった。
「…断罪の花はもう目の前まできている。君が知らなくてはならない真実を知るのはもう少しかな」
ディストはコーヒーをまた一口飲む。
「うん、いい味だね…。白夜君もこのコーヒーみたいになった時、どうなるんだろうね…?」
またスプーンで掻き混ぜ、その渦を見ながらディストは微笑み、ある人へと電話をかけた。
「…もしもし、僕だよ、ディストだよ。ふふ、久しぶりだね……
————黒獅子」
- Re: 白夜のトワイライト ( No.118 )
- 日時: 2010/09/15 23:58
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)
- 参照: 私はメリッサ派
「消せない罪」をキャラソンに抜擢するとは良いセンスしてやがる。
どうもコンニチハ最近雑談掲示板でアク禁くらって紅蓮の流星です。今回みたいな展開が好きすぎて思わずコメント。
もうすぐ参照1000突破おめでとうございます。
- Re: 白夜のトワイライト ( No.119 )
- 日時: 2010/09/16 18:21
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
<<紅蓮の流星さん
ふふふwwそうでしょうそうでしょうw消せない罪結構カラオケとかでも歌っちゃう曲なのでww(ぇ
マジですかwwあぁーだから最近雑談のほうでお見えになられないわけかww
ちなみに合作のほうはもう書く順番とかストーリー構成バリバリいってますのでw
早く直ってお力をお貸ししてもらえばいいんですけどねぇ…あ、ワガママすみませんw
今回の展開はですね…正直ややこしいなぁと自分で思いましたねwはいww
何より白夜君の心理描写書くのがすごく難しいのです…w
結構断罪の花と呼ばれる榊というやつは後々色々からんできますw
ディストと黒獅子の接点なんかも見所ですかね…w
これから白夜君がどう動くのかなどお楽しみいただけたらと思いますw
え、てか本当にもうすぐで参照1000いくじゃねぇかwww気付かないって…
すごくビックリしたwwwいや本当に…w今頃ですけど感謝感激ですっ!はい!こんな作者ですみません!
- Re: 白夜のトワイライト ( No.120 )
- 日時: 2010/09/17 16:41
- 名前: 絶櫨&遮犬 (ID: cLZL9WsW)
小ネタとかキャラにやらせてみたいことがあったのでやってみようと思う(それより更新しろといいたい
それでは小ネタ劇場の始まり始まり〜
小ネタ1
「俺のこの光は太陽の光と同じだ。それに俺はトワイライト適合者だからリアルでもこの力が出せる」
チリチリチリチリ…
「…白夜?」
「日光で煮干しでもしようかと思ったんだが…」
「…そんな近くだと煮干しが黒コゲになると思うんだけど…」
「な…何…?」
小ネタ2
「俺のこの闇は引力を持つ闇だ」
ガチャガチャガチャガチャ…
「白夜…?何その腕」
「いや、闇の引力でロボットみたいな機械の腕を装備してみようと思ったんだが…」
「お前それ…ゴミだらけで臭くて近所迷惑…」
「な、何…?」
小ネタ3
「なあ白夜、太陽の光と引力を持つ闇の力を合体させた中に閉じ込めるあのムゴい技あったよな?」
「あぁ、日蝕のことか。それがどうかしたか?」
「あれって…大きくできる?」
「あぁ、もちろん大きくすることはできるが…それだけ効果が薄くなる…それがどうかしたか?」
「じゃあ…それを回したりすることも…?」
「可能だが?」
数分後…。グルグルグルグルグルグル…
「便利な洗濯乾燥機だな〜」
「な、何…?」
小ネタ4
ディストはまたコーヒーを一口飲む。
「うん…いつか糖尿病で死にそうだね」
小ネタ5
また、自分は人殺しの罪を重ねるのではないか。そんな気がしてならなかった。
「うぅ…!!」
「焼肉食いたい…!」
はいw以上ですwまだやりたいことがありましたがやって欲しいという場合はお申し付けくださいw
少しはやろうと思いますのでw…あ、話の更新ね…はい…すみませんw
小ネタ5は自重します…はいwあれはこういう雰囲気じゃなかったけどやりたかったwww
追伸:名前に絶櫨さんの名前がありますが…これは遮犬一人で作ったものなのでw
申し訳ないですwミスです><;
- Re: 白夜のトワイライト ( No.122 )
- 日時: 2010/09/16 23:29
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
あぁ…またミスってた…名前も修正できるようにしてくださいよ…
はい…こんなアホで申し訳ないw二度のミスwお許しをw
- Re: 白夜のトワイライト ( No.123 )
- 日時: 2010/09/18 17:34
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
こんにちはwいつものアホの遮犬ですw
えっとですね…参照が1000いったっていう…w奇怪現象が起きましたww
まさかですよ…w本当に皆様ありがとうございます><;何か…自分に自分で腹が立ってきたww(ぇ
さてさて…1000いったんですけどね…何かします?w
あー…なんかやってほしいこととかあります?
あったらいってくださいwそうですね…小ネタとかでも○○VS○○とかでもいいですけどw
今思うと敵キャラで強い敵として戦ったのは断罪しかいねぇなぁ…って思いましてww
本当、次からクソほど敵多くしようかと…あ、それはちょっとまずいかww
オリキャラの皆様がワーッて出てきてワーッてな感じになりますw(ぇ
色々ややこしくなるとだけいっときます…wはいw以上、遮犬でした〜!
PS:全くアレなんですけども、合作小説、ツギハギセカイでも白夜君たち出るのでw
また違った一面を少しだそうかなとwはいw以上w
- Re: 白夜のトワイライト うおっ!参照1000いきました!w ( No.124 )
- 日時: 2010/09/17 20:12
- 名前: 狩人 ◆Puie0VNSjk (ID: /od6a26Q)
俺が(勝手に)作る小ネタ劇場
注:まだ出ていないキャラを勝手に使わせてもらいます、すみません
出演・白夜光、覇王・陣
小ネタ「またか」
「私に従え」
「ちっ・・・体が」
覇王の能力で体が動かなくなった
「よし、日食という技を使ってもらおうか」
「か、体が・・・」
言われるがままに日食を作った、その日食はどんどん大きくなってゆき————
「パーティーに着ていく服がなかったから危なかったわ、やっぱり乾燥機はすごいな」
「貴様もかぁぁああああああ!」
出演・大和撫子、神斬、閃光王・柏
小ネタ「生存率、そしてナンパへ・・・」
「神斬、お前彼女いるか?」
「はぁ?いませんが・・・」
「ばかだなぁ、そういうのは作っとけ、生存率上がるぞ」
「生存率?」
「ああ、『待ってるからね、神斬君』ってな感じで帰るべき場所ができるからな」
「帰るべき場所・・・」
「とりあえず、あの栗色の髪の毛の子をナンパしてこい」
「はぁ!?何で・・・」
「いいから、やらないとお前を乾燥機の刑にするぞ、お前も白夜光も哀れだな、ククッ」
「うっ・・・でも何ていえば」
「『やぁ、そこの可愛いお姉さん、僕と一緒にお茶でもしないかい?』」
「古、そして古典的」
「乾燥機」
「わかりましたよ・・・・そこの可愛いお姉さん」
「?はい、何でしょう」
「僕と一緒にお茶でもしないか・・・・」
「大和撫子をなめているのですね?あなたは」
「やっちまったぁぁああああああ」
主演・神斬、白夜光、閃光王・柏
小ネタ「ナンパ失敗、そして・・・」
「ぎゃはははっははっははははは」
「笑い事じゃないですよ、あなたせいで嫌われちゃったじゃないですか!」
「いやー面白かった、悪戯もやめられないな、しかし可愛かったな、あの子・・・紹介してくれ」
「えー、なら喧嘩で白夜光倒したらいいですよ」
「マジで!?」
「倒せるんですか?」
「女の子を紹介してもらえるんだ、だったらどんな卑怯な手・・・」
「ほぅー、喧嘩で勝つ、か」
「「・・・・・・は、白夜光?」」
「お前らか?乾燥機の存在を広めたのは」
「柏さんが乾燥機の原理を掴んで!」
「神斬が広めた!」
「「俺たちはふ、二人で、ひひ、ひとつ!!」」ガタブル
「貴様らぁぁぁああああああ!!」
ギャァータスケテー
すみません反省していますorz
- Re: 白夜のトワイライト うおっ!参照1000いきました!w ( No.125 )
- 日時: 2010/09/17 23:13
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
<<狩人さん
いやwなかなか面白いですよwww二度目の乾燥機は正直ビックリしましたねwはいww
ありがとうございますw張らせていただきますww
こんな感じでまあ投稿しちゃって構わないですwはいwやたら無法地帯ですねwアウェイですねb(ぇ
- Re: 白夜のトワイライト うおっ!参照1000いきました!w ( No.126 )
- 日時: 2010/09/20 00:12
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
白夜は静かに目の前にそびえ立つ白い城を見上げた。
(俺に…俺に、レトを裁く資格があるのか?)白夜は唇をギュッと強く噛み締める。
なんて話せばいいのだろう。そんなことよりも謝らないとならないのか、いやそんなことをしても無駄だ。
そうは分かっていても白夜はどうすることも出来ない。自分はレトの全てを奪ったも同然なのだから。
たった一人の姉を、この俺が、殺したのも同然だから。
白夜が思いながら手を握り締めていた時、上空から何かが落ちてくる。いや、こちらに激突してくる。
「っ!」白夜は持ち前の反射神経で上空からの何かをかわす。
何かが落ちた後の地面はひどくえぐれており、龍のどくろを巻いているかのようだった。
「この力は…」ゆっくりと上空から降りてくる少年。オレンジ色の髪をなびかせながら
「久しぶりだね…白夜」不敵に笑う少年。だがその目には憎しみ、殺気しか込められていなかった。
「…レト…」
「どうしたの? 白夜。そんな怖い顔して」レトはゆっくりと白夜に近づいていく。
「俺は…俺は…レト、お前を裁く」
白夜は二つの剣を逆手持ちで持つと、大きな羽状となった。
レトは白夜に近づくのをやめ、こう告げた。
「裁くのは俺のほうだ、白夜。お前には罪がある…俺と姉さんを裏切りやがって…!」
憎しみの声がレトの体を震えさせる。そして赤い瞳を白夜に向けてレトは続けて言い放つ。
「お前は生きてはならない! 生きてはならない罰を背負ってるんだよっ! 白夜ぁあああ!!」
レトは大きな斬馬刀を振るい、白夜の元へ一瞬で行く。
「くっ!」レトは斬馬刀で何度も白夜に向けて振るう。それを白夜は双剣で全て受け止めていく。
「肉弾戦だと勝てると思ったか?」白夜はそう言い放って双剣同士を合体させる。
すると両端に剣のついたダブルブレードが出来た。その両剣で白夜は押し返していく。
「…一筋縄ではいかないというのはわかっている。なら…能力で勝負だ…!」
レトは白夜から離れて右手を差し伸ばす。すると渦のようなものが右手を覆っていく。
「俺の力は螺旋…知ってるよなぁ? 白夜っ!!」レトは大きく右手を白夜に向けて押す。
凄まじいほどの回転力のかかった真空波が白夜に向けて飛ばされる。
「闇は全てを吸い込む…引力を持つ」
左手の大きな闇の宿ったものでその螺旋を纏った真空波は闇の中へ引きずり込まれていった。
「そっくりそのままお前に返してやろう」白夜はもう一度闇を発動させる。
「リジェクト(受け入れない)」
闇の中から先ほどの螺旋の真空波が出てくる。それはレトの方向へ向けて発射された。
あっさりとレトは螺旋を螺旋で受け止める。だがその一瞬の隙に白夜は右手を振り落としていた。
光熱の爆発がレトに降り注ぐ。まともに喰らっているならば、即死といった攻撃だった。
だが、レトは生きていた。螺旋の力によって爆発を全て横へ逃がしたために全くダメージは喰らっていない
「螺旋の回転力を応用した防御か…」
つまりレトに攻撃を与えるためには螺旋の力の働いていない場所を狙うしかない。
普通の真正面の攻撃は封じられたというわけである。
「螺旋の力はこんなものじゃない…」レトの背中、手、足の先端を覆う螺旋。
「さぁ…肉弾戦といこうか?」レトが猛スピードで白夜に近づき、螺旋の力のついた腕を振るう。
咄嗟に白夜は闇のこもった腕でガードしようとするが
「ぐぁぁっ!」
「無駄だよ。これは真空波でもなんでもない、打撃なんだから」
レトの螺旋の腕が白夜の左肩にめり込む。螺旋によってチェンソーのように切り刻まれそうになる。
闇は能力を取り込み、吐き出すことが出来るが、打撃はそうはいかない。
レトの攻撃は能力を打撃として発動しているため、闇では吸収されない、"螺旋の真空波の打撃"。
白夜は咄嗟に右手で近距離爆発を起こし、距離を取ったが
「はぁ…はぁ…」左肩から滴る血。白夜の左肩はもう使えない状態にまでなっていた。
「所詮体は子供。運動能力も…今じゃ昔と逆転だなぁ? 白夜!」レトは白夜にもう一度近づいていく。
もうダブルブレードは使えない。引力を生かした爆発も出来ない状態。
自分は死ぬのだろうか、ふとそう考えた。
なぜ自分はここにいるのだろうか、白夜は迫り来るレトの姿を見て思う。
あぁ、そうか…自分は罰を受けなければならないのだ。
今目の前で自分を殺そうとしている者の全てを自分が奪ったのだ。
もう、いいかな。君を探すことにも、疲れたのかもしれない——
「終わりだ…白夜ぁあっ!」
——もう、いいんだ。自分は、許されたんだ。これで、いいんだ。
「——よくねぇだろっ! バカ野郎っ!!」
「っ! …お前は…!?」
白夜の目の前には包帯で腹をグルグルに巻かれた優輝の姿があった。
「借りを返しにきたぜ? この…クソガキッ!」
- Re: 白夜のトワイライト うおっ!参照1000いきました!w ( No.127 )
- 日時: 2010/09/21 13:54
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
「お前…どうして…」
白夜は予想だにしない展開に持ち前の"優れすぎた頭"も少し混乱していた。
——先の戦い、断罪との戦いで瀕死のダメージを喰らった男が自分を守って敵と対峙している。
理由がわからなかった。そうして辿り着くメリットは白夜は考えられなかった。
自分は死ななければならない。そうすることで罪が洗い流されるのだ。
それを目の前で自分を助けた男は"バカ野郎"と言う。
「どうしてもクソもあるかよ。借りを返せないまま死なれるのも後味悪いしな」
優輝は決して後ろにいる白夜へと振り返らずに続ける。
「勝手だとは思うけどな、全部聞かせてもらったよ。お前の過去の話は」
「何…?」これもまた、予想外の言葉だった。しかし、自分の過去を知っても何故自分を守ったのか。
「…ある所に、幸せな家族がいました。その家族は父、母、子供の三人いる家族でした」
いきなり語り始めた優輝に白夜もレトもがその場で聞いていた。
「でも、そんな幸せな時がいつまでも続きませんでした。ある日、父が狂い母と子供二人を殺したのです
残ったのは手に血がこびり付いたナイフを持つ父と丁度学校から帰ってきたばかりの生き残った子供だけ
父親は帰ってきた子供にまでナイフで殺そうとしました。何度も、何度も謝りながら。
子供は怖くて、傍にあった鉄バットを持ち、ひたすら父親ではなくなった父親に向けて殴りつけました。
何度も、何度も。そして最後にいったのは、子供を哀れむような顔をして、仇をとってくれ。
黒獅子に…全てを壊された。といって父親は死にました」
白夜は黙って優輝の話を聞いていた。優輝の肩が次第に震えて、声も同時に震えていたのがわかったからだ
「これが俺の過去だ。俺も…父親を殺したんだ…! 正当防衛なんかで許されるもんじゃない」
優輝の声は震えていた。奥底に眠っていた優輝の知られたくない過去。
「それがどうしたっ! 俺はなっ! 奪われたんだよっ! 何もかも!」
レノは白夜を睨みつけて言う。白夜は肩から流れ落ちる血を手で押さえながら俯く。
「お前は何も知らない。白夜はお前の全てを奪った、だがお前を救ったんだ」
「何を言ってる…!? 俺を救っただとっ!? ふざけるのもいい加減にしろっ!」
レノが螺旋を発生させ、優輝に向けて駆け出した。
「お前ももう分かっているはずだ。お前は目を逸らしているだけだ!」
「黙れっ…! 黙れ黙れ黙れぇえええええ!!」
螺旋の竜巻がうねりをあげて優輝へと向かっていく。
竜巻に向かって焦る事なく、優輝は剣を構え、竜巻に斬撃を送り出した。
「無駄だっ! 螺旋は全てを…何!?」
優輝の出した斬撃は螺旋を切り裂き、そのままレトのほうへと向かっていく。
「俺のコードネームは『神斬』。能力は…神をも斬れる斬撃を生み出せる」
レトは回避できずにそのまま螺旋の翼へと当たる。
「ぐぁああっ!!」大きく飛ばされ、レトは岩の壁へと激突する。
「…一ついっておくけどな、白夜。お前は…その、俺の憧れ的なもんなんだよ」
「憧れ…だと?」白夜は目を見開いて優輝を見る。
「…あぁっ! もうっ! 言うんじゃなかった! …とにかくいいか? 気にするなっ! うん!」
そこでようやく白夜は気付いた。
優輝は自分を励ましてくれているのだと。自分の闇を取り払ってくれようと、罪を軽くしようとしていると
「そんなもの…関係ないんだよ…。白夜は、俺の…! 全てを…! うぉおおおお!!」
レトがまたしても突っ込んでくる。
「お前…! 黙って聞いてればただのシスコンじゃねぇかっ! ちゃんと現実を見ろよっ!」
レトの繰り出す螺旋の真空波の連続を全て飲み込むかのように大きな斬撃を出す。
「何度やっても無駄だって——!?」
「でかい斬撃は連続では出せないだろ?」レトがものすごいスピードで片翼で優輝へと向かってくる。
「やばい…! 避けられねぇっ!」その刹那
「——死なせはしない、君と白夜君は」
何者かの声、そして上空から降ってきたのは"閃光"のようなもの。
「何っ!」レトはそれに弾かれるかのように離れる。上空から降りてくる一人の男。
「お前は…」白夜は上空から降りてくる人物を見上げる。
「ハァーイ、お二人とも」
エルトール団長、ディストだった。
「何故お前がこんなところに…!?」レノが驚きの言葉を発する。
「ご苦労様、優輝君。そして…白夜君も」笑顔でディストは二人に告げる。
どうやら優輝はディストによってここまで来たようだ。
「レノ君を裁けなかったみたいだね?」白夜に声をかけるディスト。
何も言わない白夜を差し置いてディストは続いて言葉を続ける。
「ここにすごい人が来るっていうものだから…さ」ディストの睨んだ先にはレノの後ろに潜む影。
「そろそろ出てきなよ…黒獅子」
「黒獅子…!?」優輝の驚きの声。これは優輝にも知らされてなかったことなのだろう。
漆黒の闇の中から出てきたのは、黒い紳士服を着こなし、髪は白髪の男。
「…久しぶりだね、白夜君」
白髪の男は白夜に向かって微笑んだ。
「あいつが…?」優輝の震える声。だが間違いない。あの日聞いたあの声と同じ。
「…本物だ」白夜はそう呟く。
「ふふ…白夜君、"君も"こちら側へ来ないか?」
その言葉の意味を考える。そして結びつけた答え。
「まさか…レト…お前…!」
「黒獅子様は俺の力を覚醒させてくれたお方だ。白夜、お前はこのお方には到底及ばない」
それは白夜にとって一番考えたくないことだった。
そしてそれは、ものすごい皮肉なことであった。
ルトにトワイライトを操作させるようにしたのは黒獅子である。
まさに仇といえるのは、真実は黒獅子が本当の仇であった。
その本当の敵を慕い、味方についている。それは白夜にとって厄介なことだった。
「白夜君…君もこちらへ来ないか?」
黒獅子が白夜へ問いかける。そこへ黒獅子は一言付け足した。
「来れば…君の知らない真実を教えてあげるよ…」
「俺の…知らない真実だと…?」白夜は黒獅子の顔を見た。
多分レトは人質みたいなものなのだろう。"あの計画"を実行するには白夜の力が必要だった。
「俺は…」白夜は黒獅子の顔を見たまま呟いた。
「白夜…っ!」横から優輝が白夜に向けて真剣な顔つきで見つめてくる。
白夜の答えは一つだった。
「残念だが…真実は自分で見極める。自分の目で見ないと信じられないからな」
「…ふふ、君ならそういうと思ったよ。まあいいさ…これも予想済み、全て計画通りといったところ」
そして黒獅子はディストに目を向ける。
「ディスト、約束の物だよ」そういってディストに向けて物体を放り投げる。
「じゃぁね…白夜君、そして…日上の息子の…優輝君?」
その言葉に優輝はものすごい勢いで黒獅子の方へと走り出した。
「てめぇっ!! 降りて来いっ! 殺してやるっ! 黒獅子っ!!」
優輝は自分の仇を再確認したことにより、目的が確定したせいか感情が理性より上回っていた。
「ふふ…君には生きてもらわないといけないよ…君も大切な候補だからね…ね? ディスト」
そういって黒獅子は消えた。
「…ディスト、どういうことか説明してもらおうか」白夜はそう言った言葉に対してディストは
「…ようやく、この時がきたね…」と、笑顔から目だけ真剣になった表情で呟いた。