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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 鬼[オニガリ]狩 ( No.11 )
- 日時: 2010/08/21 13:11
- 名前: 黒ネコ^・д・^ (ID: q9W3Aa/j)
——ッドクン!?
なんだ・・・・・?今のは・・。
胸が高鳴ったと同時に、・・・水那の顔が浮かんだ。
「水・・、那?」
なんだ、なんかヤバイ感じがするぞ。
・・?今日何曜日だ?・・火、水、木・・。木曜日ってアイツなんか用事・・・・・。
「———!!!」
俺は駆け出した。
ヤバイ、ヤバイ。アイツ今日塾だ!?
胸騒ぎとか嫌な感じがしたのはそのせいか・・・・。
——水那が危ない・・・っ!!!
「英助っ!!水那の居場所わかるか!?」
「なっ、いきなりどうしたんだよ!!」
「いいからっ!!急げ!!?」
こんなに焦って大声出したのは初めてかもしれない。
もし、水那が喰われていたら・・・、 そう思うと胸が締め付けられる。
なんで、はやく気付かなかったっ・・・!!!!
それと同時に自分に対しての怒りが湧き起こってくる。
「おい!!50mを左に、そっから200m真っ直ぐいってから右に曲がれっ!!」
「鬼の場所じゃねえよっ、水那の場所だ!!」
英助のヤツ、水那より鬼ってか?ふざけんな。
だけど、今度は俺よりも英助の方が切羽詰った声で信じられないことを言った。
「水那ちゃん、10体の鬼に囲まれてる!!」
再び大きく心臓が波打つ。
———っくそ!!!!
俺はひたすら走るスピードを上げる。
無事でいてくれっ・・・・!!
俺はその間、祈ることしかできなかった。
一回きり
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