ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: cross オリキャラ募集 ( No.28 )
- 日時: 2010/08/22 13:29
- 名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)
美依香
【はい。後三人。】
「今、思ったのだけれど。」
【何?】
「クロスワードだと、後一マスって時だったら、
次、誰が当て嵌まるか分かるんじゃあないですか」
【そうね。・・・分かるから、その人は殺されないといけないのよ。
あなた達のチームでは・・・新實寿・・・とかね★】
笑顔で言った。
新實も、顔色は変わらず。
そっか。自殺志願者か、アイツ。
別に未練なんてないっぽいし、本望って感じ?
「でも、私達は、チームを攻撃してはならないんですから。
・・・守らなければならないという訳ではないですし。」
守る必要は無い。
だから、何処でも行ってくれればいいのよね。
・・・関係無いか。
「じゃあさ、コイツ死ぬまでゲーム終わんないじゃんかー。
ボク、殺したいのに。」
「僕は殺されても構わないがな。」
「殺しても、こちらに利益は無いですからね。」
恋歌は、死にたがりなのか殺したがりなのか、
よく分からない。
それに、恋歌は両親を殺したと言ったが、
それで死のうとするタマだとは思えない。
やはり、狢に似ている。
狢も、よく分からなかった。
ミステリアスな人だな。
・・・また、人だ。
声が、近い。
残り12メートル。
「こんにちわ。」
背の高い、綺麗な少女がいた。
年は、中学一年生くらいかな。
「このチームに、殺さないといけない方はいるかしら。
・・・えーっと、もう新實寿だけか・・・ ・・・居る?」
「僕だが。」
「あーそう。いい男なのに、残念。」
そう言って、持っていたフルーツナイフで、
新實の心臓を刺した。
新實は倒れている。
死んだな、コレは。
「私は、左霧流千瑠。よろしくね♪」
【結局、何処もノルマクリアしてないじゃない。
つまんないわ。
まぁ、いいけど。
それにしても、随分減ったわね。
残り12人。
おめでとう、勝ち残ったわね。
また、目を瞑ってくれる?】
「ボクは、残んなくても良かったのにな。」
恋歌は、そう言いながら、目を閉じた。
次は、どんな部屋なのかしら。
———随分と、悪趣味なお部屋・・・。