ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: cross オリキャラ募集 ( No.38 )
- 日時: 2010/08/23 19:24
- 名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)
恋歌
「はー冗談じゃないよ、こんな部屋。」
白くて、ムシャクシャする。
あーもう、嫌だー・・・。
最初の部屋のがいいよーだ。
・・・部屋か分かんないけど。
壁無かったしなー。
≪こんにちわ。ナビゲーターのスターです。≫
「あ、こんにちわー。かわいーですねー。」
≪有難うございます。とりあえず、案内しますね。≫
「あーいよー。」
目の前の白い壁に三本の道が出来た。
「こちらです。」と言ってスターは案内する。
≪朝日奈さん、避けて下さい。≫
「は?・・・!」
瞬間で避ける。
壁には、鉄の矢が刺さっている。
ひえ〜・・・。
気配、在って良かった。
生き物で無い場合は、気配無い時があるからなー。
スターは開いた口が塞がらないという感じだ。
≪驚きです。身のこなしが素晴らしいですね。≫
「そーお?有難うー☆」
≪あ、着きましたよ。≫
「此処なの?」
「恋歌ちゃん、こんにちわ。」
「あー流千瑠ー。」
「うふふ。やーっと着いたのね。」
≪お知り合い・・・ですか。≫
「一回戦の時、最後に遭ったの。」
≪そうですか。では、始めましょう。≫
そう言うと、スターとスターに似た奴は、包丁とフルーツナイフに変わった。
≪ゲーム、スタート≫
「ねぇ、恋歌ちゃん。一つ聞いて良い??」
「んんー何々?」
「恋歌ちゃんが、godhandに来た理由はなんですか?」
「死にたいから。」
あまりにもさばさばした答えに驚いている。
恋歌はそのまま続けた。
「死にたい。だって、こんな世の中、楽しくないじゃん?
で、流千瑠のその目、やめてくれないかなぁ。」
「私、あなたの目大好きなの。もっと、私を見て?」
・・・何?コイツ、変態?
なんなの?訳分かんないし。
嫌だなーこういう人。
気持ち悪いんだよね。
前にもあったし。
例えば、ボクの父親とか。
あー思い出したらムシャクシャする。
「ねぇ、流千瑠ー。」
「なあに?なんでも聞くわよ?」
「目、瞑ってくれない?ずっと見ててあげる。」
「本当?」
「うん。」
ま、嘘なんだけどね。
少なくとも、彼女は嘘ついてるようじゃないからな。
「はーい。目、瞑ったよ。」
やっりぃ♪
「でもね・・・」
何時の間にか、目の前に。
「騙されるほどバカじゃないのよ。私も。」
ナイフが・・・————