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恋歌

刺さってる？
うーはー。
クソじゃ、クソ。
最低だー。
でも、痛くは、無い。・・・かな。
大丈夫、大丈夫。・・・だと思う。

「いってー☆えーなになに？騙すつもりじゃなかったんだけどなぁ♪」
「思いっ切り騙してるでしょう。殺すつもりだったくせに。」
「ま、いいけど。それより、気を付けてね。」

流千瑠が、首を傾げる。

「気を付けるのは、貴方でしょう？」
「どぉかなぁ？う、え☆」
「は？」

頭に、刺さる。
ボクが投げた、包丁が。
あーららら。
背中のつもりだったけど☆

「殺っちゃった☆」

【私も気付かなかった。
　ま、合格は合格。よね。
　じゃ、目、瞑って。】

流千瑠に、目を向ける。
人を、見下す目。
目で、語りかける。







——貴方は、最低。
　　もう、現れるなよ、敬馬さん。