0話 僕が真っ暗闇にいる時、君が僕を助けてくれた。多分、君は欠片も覚えていないのだろう。 僕は大切なもののためにここへと来たんだ。 何を引きかえにしたとしても、僕は守らなくてはいけない。 例え、君が忘れてしまったとしても僕は忘れずにいよう。 それが僕が君に出来る精一杯の愛情表現。 君が僕を恨もうとも、僕は君を守ろう。 “その時”が来たら、僕は……どうするのかな? 僕は君に『ルー』って呼ばれている。それがどれほど嬉しいか君にわかるだろうか——?