ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第0話 ( No.1 )
日時: 2010/08/21 21:20
名前: 神村 ◆qtpXpI6DgM (ID: 3mln2Ui1)

0話

 僕が真っ暗闇にいる時、君が僕を助けてくれた。多分、君は欠片も覚えていないのだろう。





 僕は大切なもののためにここへと来たんだ。

 何を引きかえにしたとしても、僕は守らなくてはいけない。

 例え、君が忘れてしまったとしても僕は忘れずにいよう。

 それが僕が君に出来る精一杯の愛情表現。



 君が僕を恨もうとも、僕は君を守ろう。




 “その時”が来たら、僕は……どうするのかな?



 僕は君に『ルー』って呼ばれている。それがどれほど嬉しいか君にわかるだろうか——?