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三十五話　何気に強かった

「・・・・・・・ハ」

ズバァァァン！

アルデイトとアヌバーンが一緒にトビラを蹴る


目の前に居たのは黒装束の男と変な男


いや、それは男じゃなかった

機械————————

帝国ザスディエアが殺戮機械をついに作成したって話を聞いたな


試作品0-SRYM　


通称・・・・・・・・・・・・ヴォントア・セリオス


「貴様・・・いや　ヴォントア　お前は何がしたいんだ？」

「クハハハ・・・ベトゥ　君は何も分かっちゃいないな」


「何を・・・？」


「この世は機械　・・・そう　俺達の世界にするんだよ　ヒャヒャヒャ！」


「ヴォントア！　そんな思想はやめろ！　出来る訳が・・・」

「いや　俺には秘策があるぜ」

「何だと！」

「さっき　正面から迷い込んできた男が居る」

「アイツを捕まえて　人間共を　・・・」



ブ　ッ　殺　し　て　や　る


「やめろ！　そんな事・・・」


「ベトゥ・・・五月蝿くなったものだな」


「仕方無い　貴様にはその世界の怖さを教えてやるよ」

「一番先にだ・・・　ククク・・・嬉しいだろ？　さあ騒げ　足掻け　そして消え去れェェェェェェェェ！」


「やめろおおおおおおおお！！　・・・」

ドスッ　グシャッ　　　・・・・・・・・・・・・


「ヒャヒャヒャ・・・　コイツの体は実にパワーがある　私の力にさせてもらおう　・・・アヒャヒャヒャ！」

「さあ！　お前ら・・・　人間共を消してしまえええ！」



「機械の世界を作るんだああああああ！」


そう言ってヴォントアは大量の機械が入っているケースを勢い良く開けた



地獄が始まる———————————————