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Re: 嘘吐少年の狂日 返信100突破そして参照も500突破!  ( No.109 )
日時: 2010/11/03 21:28
名前: 時雨 (ID: bQbYMR0G)

木で作られた階段を上る。

踊り場のところには窓がついてあり、外が見えるようになっていた。

外を見てみると、やはり黒い森が広がっている。


「“嘘憑き”さん?どうかしました?」


葛雲君が聞いてきた。

いつの間にか葛雲君たちは二階に着いている。

僕が踊り場にいることに気づいて声をかけてくれたのだろう。

ありがたい。

僕は「ごめん」と短く返事をして階段を上った。

上った先にはすぐに木の扉があり、葛雲君が開こうとすると



「いらっしゃい」



と向こうのほうから開いてきた。