ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: あやかしあやし ( No.14 )
日時: 2010/10/25 08:29
名前: 出雲 (ID: dD1ACbVH)

《2》



—俺達人間はこれからも今までも—



『んじゃ、ちょっくら行ってくるわな』
彼はその後それだけ言い残して俺の隣からいなくなった。


「    」
太陽を俺が拝める日は来るのだろうか。


この太陽が隠れた【陽隠れ】について話そうと思う。
太陽がこの世界から無くなったのは俺が生まれる前だ、うんと前。

そして【陽隠れ】と呼ばれるようになったのはここ最近。

【妖零し】がおきてすぐだったらしいけど、真実は定かじゃない。
妖の仕業といわれてるが、じゃなかったら誰がどうしたんだという話。

「らしいけど」

そして俺の何もしない何も起きない一日が始まる筈、だった。


意味もなく背負う、重い武器。

意味もなく警戒しながら歩く姿。

なんでだろうな、首を捻る。






そして、妖とあった。

妖壊師だからあたりまえだけど。







少し変わった妖。


—脅威には敵わないので—