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君は知らない。
貴方の努力を。
会った事も無いのに、
「知れ」と言っても仕方が無いけれど。
どうすれば、抜けられるだろうね?
答えは未だ、見つからず。

君は歌う。
声を枯らして歌う。
一生懸命歌う。
遠くの貴方を想いながら。
いつしかそれは希望から、
絶望へと変化していた。

もう会えないだろうと、
もう声を聞けないだろうと、
きっと、死んでいるのではないか?
絶望は、憎しみへと変わる。
視えない悲しさ、
会えない苦しみ、
そして、
君は歌うんだ。

——“君”を“貴方”から離した者に

——罰を与える

——憎い憎い憎い

——離した者が、憎いッッ!!

歌に、憎しみを込めながら。


もう、君の歌に聞き入る者は無い———