PR
ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 貴方と君と傍観者 ( No.32 )
- 日時: 2010/09/08 17:37
- 名前: 月花 (ID: 8hgpVngW)
狂い始めたら、止められない。
君達の選択に委ねる。
——ねぇ。生き返りたい?
——生き返らせてくれるの?
——うん。但し、貴方か君か、どちらかだけ。
——君だよ。君を、私を生き返らせて!!
——本当に、いいのかい?
——悔いなんて、無いわ!!
——そう、さよなら。
君は、本当に醜い。
本当に、片割れを捨てるのかい?
何度聞き返しても、
幾度やり直しても、
結果は同じ。
だから、君は気に食わない。
だから、それは天罰なんだ。
——ねぇ。生き返りたい?
——生き返れるの?
——うん。但し、貴方か君か、どちらかだけ。
——・・・君を、生き返らせて。
——貴方は、いいの?
——うん。そういう事なら。
——そう。・・・じゃあ、またね。
——・・・また?もう、会わないんじゃぁ・・・っ
——ま、た、ね。
貴方は本当に美しい。
君とは違う心を持つ。
だが、哀れだ。
信じているものに裏切られ、
愛するものは、消えていった。
ごめんなさい。
僕が、きっと罪滅ぼしするよ。
PR