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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: The darkness world ( No.128 )
- 日時: 2010/10/10 18:37
- 名前: (V)・∀・(V) ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
人間って、とても醜い生き物だ。
自分の生存のため、他の人間の心さえ考えようとしない。
そんな人間 生きてる価値なんてあるか?
俺は無いと思うな。
生きてる価値がない。
だから、俺が殺してあげるんだ
この手で、この体で
「・・・・・・・」
「クライセヌ・・・? 理想郷のか。」
「ええ ご安心を、貴方と私以外の時は止めてあるので」
「・・・そうか」
安心したのか、紅也は座り込んだ。
それを見て、クライセヌも隣に座った。
理想郷の男 クライセヌ。
そして
謎の男 井畑紅也
二人はどういう関係なんだろうか?
普通の関係では無い 知っていた様だ
そんな事を考えてる間に、クライセヌが口を開いた。
「・・・紅也さんは・・・兄様が死んで悲しいですか?」
クライセヌは、紅也に愚問を問う
紅也は、ゆっくりと口を開いた
「・・・? 悲しい・・・? 当たり前さ 人間なんて滅びちまえば良い。」
紅也の頬に涙が流れた。
「・・・一応時間は戻しますよ 暴れないでくださいね」
相変わらず、空は青く澄んでいて綺麗だ。
ずっと、こんな日が続けばいいのに。
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