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「薬ね・・・」

オレはその日記のページが最後なのを確認し、武器を持ち、奥へと進んだ

___同時刻　南アフリカ　理想郷生物化学研究室___


ガチャァンッ！

「おい・・・井畑・・・やめろ・・・　考え直すんだ」

「・・・・・黙れ　ボクの兄を殺して生きる価値など無い
癖に」


二人の男　白衣を着た怪しげな男と、頭から流血している黒いスーツの男

「ボクは・・・ある薬を作り出したんだ」

「人間の身体能力を異常活性化させる薬をね」

白衣を着た男が頭から血を流している男に向けて話す

どうやら白衣を着た男の名前は　井畑　だそうだ

「・・・ねぇ？　こんな世界　消えて欲しいよね？　鳥野君？」


黒いスーツを着た男の名前は　鳥野　

「・・・ふざけるな！　井畑！　お前の行動は何れ、世界を消滅へと導く！　だから」

バキューン・・・!

鳥野から一つの銃撃音が聞こえた

カラン・・・

薬莢が地面に落ち、部屋は静寂となった

「ボクのＬｖは青龍　だけど実力なら鳳凰レベルさ」



プスッ・・・


「があああ！　ハァハァ・・・」

「兄貴・・・　今・・・憎き人間共を潰すからね・・・ハァハァ・・・」