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Re: 殺戮時代  チームαと殺戮兵器 オリキャラ募集! ( No.49 )
日時: 2010/10/29 20:41
名前: ZERO ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)


「じゃあイクス。これ採っておこうぜ」

バベルは筍を手で掘っていった。一応αのメンバーなら誰でも出来る。

こんな世界でも自然は僕等に恵みを与えてくれる。

だから、俺たちはそのためにも頑張らなければならない。

「……イクス、俺まだちょっと残ってるな」

ちょっと苦笑いをあいつはした。俺は秘密特訓だなと予想した。

「お前、特訓なら手伝ってもいいぞ?」

あいつの表情は一変した。俺ですら見たことのないぐらい厳しい表情だった。

「いや、いいんだ」

俺はここにいてはならないような気がした。

だから、風のようにそこを後にした。

αタワーに戻ると昨日のように、

初心者なりの味付けをしたりして食べた。

味は塩辛かったり、苦かったりと色々だった。

そんな日が何日も続いた。俺は我慢強くあいつを見守った。

そして、特訓期間もいつのまにか過ぎていた。

クララとも行動を再開し、ジョー、ハル、シルラとも行動するようになった。

それでもあいつは変わらない。ある日、夜間のミッションの時に皆と逸れてしまった。

その時、俺は信じられない光景を目にした。

なんと、様子がおかしいバベルが目の前に立っていたのだから—————。

第六話 完。