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Re: —殺戮時代— オリキャラ募集! ( No.50 )
日時: 2010/11/01 21:09
名前: ZERO ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)

第七話 そいつの名はビクトリー。

「あなたは、イクスさんですか?と真っ先に聞きます」

なんだか、話し方が不思議だ。絶対バベルではない。

俺はそう確信していた。けど、一応誰だか聞いてみた。

「お前は…、誰なんだ?」

「私の名はビクトリーです。と丁寧に答えます」

ビクトリー?けど確かにVからそういうネームも付けられる。

けど、あいつとほぼ同じっていうのはおかしい。

ん?よく見たら目に傷がある。見分け方はあるみたいだな。

「けどさ、なんでビクトリーが俺の名前知っているの?」

そう問いかけるとあいつは即答した。

「私の主が取り入れたデータに入っていたから。と即答します」

主?誰の事だよ?俺は聞こうと思ったが、バベルの事だとふと思ったので、

聞くのをやめた。数分後バベル達を見つけた。

「お〜い!バベル!!」

俺は近くにいたら鼓膜が破れそうな声であいつを呼んだ。

バベルはすぐに応答して俺に向かって走ってきた。

しかし、あいつの表情は一変した。それもビクトリーを見てからだ。

「ッ!!お前、なんでこんなところにいるんだよ!こっちに来い」

「私はただ散歩をしただけで…」

「とにかく来い……」

あいつの表情は鋼、いやそれ以上に硬かった。