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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: —殺戮時代— ( No.67 )
- 日時: 2010/11/07 20:22
- 名前: ZERO ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)
第八話 全ての真実。———そして戦いへ。
実は普通の人間は入れてはいけない。
いや、入る事ができないのでこれがばれると大事になる。
俺たちにきつい制裁が下されるのでばれないように忍者のように歩く。
そして、計り知れない緊張の中でやっと部屋に着いた。
「早く入れ!!」
イクスは小声で皆を部屋に押し込みながら言った。
「やっと着いた………」
「こんなに来るのが大変なのか…?」
「いや、お前らを連れてきたからだ」
皆、無事着いて力が抜けてしまった。
「……で、さっきの話をしてほしいんだが」
イクスの表情は険しくなった。天馬は何も言わず話し始めた。
「完璧超人計画はあるクローンを一万人倒さなければ成功しないんだ」
「クローン?あ、人に似せて作る機会人間か」
「まぁ機械じゃなくても成立するんだけどね^^;」
ちょっと苦笑い混じりに話を続けた。
「あくまでうわさだけどそのクローンは電気を操るっていうらしいんだ」
————————電気。それって雷とほぼ同じ?
じゃあ、ビクトリーは———————、
バベルのクローンじゃないか。さらに今の話だと……。
ビ ク ト リ ー は 殺 さ れ る。
それしか考えられないと確信していた。
俺は口が開けなかった。悲しみで心が染まっていた。
まさか、バベルがこんな大事を隠しているなんて。
この空気でとっさにクララは口を開いた。
「ねぇ、完璧超人の実験に参加してる人間は誰なの?」
天馬は一瞬震えた。そして、ゆっくり口を開いた。
「—————実験体の名は魂使い(ソウルマスター)です」
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