ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: —殺戮時代—  ( No.87 )
日時: 2010/11/15 09:49
名前: ZERO ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)
参照: 代休っていいのにな♪なんでまれにしかない(当たり前w

第九話 最悪の結末

たった今、この殺風景な場所で大いなる戦いが始まろうとしていた。

「……俺から行かせてもらうぞ!!火炎斬・双龍炎歌!!」

イクスは焦っているのか分からないが、いきなり大技を使う。

二つの火の粉撒き散らす炎は相手に順調に接近している。

「…………」

ぎりぎりまで炎が接近したその時だった。炎はたちまち俺の方向に向いて、

すごい速さで接近してくる。イクスは避けようとしたがもう遅かった。

「!!うわぁ!!!!」

今のでイクスはかなりのダメージを負った。

「ソウルマスター、お前何をした…!」

唇に頑張って力を入れて言う。

するとあいつはイクスを虚仮にしたような笑い声を上げる。

「はぁん、まだきづかねぇのか!!案外雑魚いな、おまえ!」

気づかない?何のことだ?俺にはそのことがわからない。

「ほらほらぁ!!隙だらけだぜ!雑魚キャラさんよぉ!!」

なんと、周りの瓦礫が宙に浮かび上がる。そして俺のほうに瓦礫は直進してくる。

「ッ!!!どうなってんだよ!?絶対おかしいぞ!!」

イクスは100%、いや120%の力を使って逃げている。

そのため、不思議な瓦礫とすごい距離を取っている。

「………、せっかくだし種明かしでもしてやるよ」

あいつは人をなめたような口を聞いて来た。俺は却下しようとしたが、

あいつが勝手にしゃべり始めた。

「あ〜、例えばな。こんなでっかい鉄骨があるだろ?
この鉄骨に霊魂を入れる。すると…」

あいつがでかい鉄骨を離しても、鉄骨は宙に浮かんでいる。

「ほ〜ら、これが種明かしだ。せっかく勝つチャンスやったんだし、
もっと俺楽しませてみろぉ!!!」

あいつの狂った叫び声と共に鉄骨は俺を追跡してくる。

こいつっ、弱点なんてないのかよ!?

心の中で俺はそう呟いていた。