ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 死相中(終)な僕1 ( No.70 )
- 日時: 2011/04/12 23:24
- 名前: ささめ ◆rOs2KSq2QU (ID: uHvuoXS8)
- 参照: 意外ッ!! それはアク禁ッ!
題名:愛って何ですか
名前:衣食住◆dk2RfodKf8
参照:初めまして
コメント:貴方の愛って何ですか?
愛しているものでも良いんですが。
……こりゃあたまげたね。だって僕が建てようと思っていたスレの内容、まるまま一緒だったんだから。何で小説家——いわゆる孤独のポジションに位置するであろう職業——である僕が、愛なんぞについて他人に訊こうと思ったか。理由は簡単だよ。
「結婚してください」
「だッがことわーるのだッ」
「まさかのジョジョネタ!?」
——愛って何なのか、分かんなくなっているからだよ……。
十一回目のプロポーズが失敗に終わったことで絶望に打ちひしがれている僕を置いて、彼女はまた僕のベッドの上でピンクな本ときゃっきゃうふふし始めた。頼む本、そこ代わって。てか何でジョジョネタですか雅さん。
たまには私のキャラを確立させておかねばと訳知り顔でほくそ笑んだ彼女は、ただいま絶賛BL中だったりする。彼氏である僕から見れば嫌な現状だ。でも彼女(腐)の立場としてみれば幸せ過ぎる現状だ。彼女の幸せが僕の痛み。うん、このタイトルで本一冊出せそうな気がし……しないよ。それより僕は、今執筆中の小説を完成させなければいけない。
「てか笹宮ぁ、小説の進み具合どー?」
「君の妄想の素早さぐらいには、何とか」
「ふむふむーつまり主人公の男とナンパしてきた男が五分でベッドインするぐらいの速さなのねぇ……とっても分かりやすいよ、ありがと笹宮」
——初めてみるような満面の笑みを浮かべるな畜生!
罵ろうと準備した言葉を必死に胃に収めて、僕は頬の筋肉が吊りそうなほどに無理に微笑んだ。こちとら昨日から徹夜続きだってのに、そういうネタに付き合えると思うてか! てか初めから無理だよ! きっと僕が彼女と会ったのはマリオとクッパがしょっぱなから会ってポルカ踊るくらい有り得ないことだったんだろう……。
絶望感をひしと感じながら、さっきまで閲覧していたスレをまた開く。お、レス数が七——ってことはつまり、さっきから四人の人がコメントしたって訳か、ふむふむ。
Re: 愛って何ですか( No.5)
名前:通りすがりver.5◆fE0ksoA2k
コメント:俺の場合は二次元ですかねー((笑
だから愛=二次元って感じですw
まぁ、真面目にいうならここにいる皆さんですが・・・
うわーだいぶ照れますねーこういうの