ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:    紅色人形   ( No.34 )
日時: 2010/09/24 22:20
名前: ラズリ ◆0Co7TLOMuU (ID: NzSRvas.)

>>31 続き。今日はかける。


 ◇第四話◇


◇  ◇  ◇  



少女が荷物を片付け終わったのは
太陽が沈みかけるころだった。

「ふう、やっと終わった。」
少女は椅子に座り、外の景色を見ていた。
夕焼けが村を赤く染めている。
(明日から学校かぁ・・・やっていけるかな。)
少女はフローラを見た。
そして、フローラの金色で柔らかい髪をなでた。

チリン チリン

ドアに付いているベルがなった。
「ただいま、アンドレ。」
少女はハッとして、階段を降りた。
「お帰りなさい。お母さん、お父さん。」
「部屋の片付けは終わった?」
「終わったよ。」
少女は答えた。
「そう。じゃ、夕飯の仕度しなければね。
 アンドレ、手伝ってくれない?」
「分かった。」
少女は台所へいった。


◇  ◇  ◇



>>37に続く