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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 青い、ちっぽけ、ボンクラ。 不安定な僕等 ( No.13 )
- 日時: 2010/11/08 17:31
- 名前: 夜深 ◆2C0BmKQq3I (ID: a6i4.RaK)
- 参照: 久々の更新。((放置していて、すみませんでした(´・ω・`)
第十幕「暗いcry、空。」
どうしてこんなに涙がでるの。
みんなと一緒にいるのに、何だかひとりになった気分。
シャープペンをカタカタして、気だるい雰囲気をつくる私。
校則を破って、少しだけ口紅を塗った。
それは君のため。君だけのため。
君に私を見てほしいから。
何で泣いたりするんだろう。
この気持ちに気付いてもらえないから?
唇ほど紅い、赤い、気持ちに
誰も気付かない。
本当は山ほど伝えたいことがある。
大きな海に向かって吐き出したい言葉がたくさんある。
星空に向かって叫びたい声が、今にも喉を突いて飛び出してきそう。
でも。
本音を全部言ったら、みんなが私から遠のく。
それは嫌。それだけが嫌。
遠のかれたら、寂しくて泣いてしまう。
弱虫な私に、誰か光をください。
素直になれる、ぎこちなくない、本当の私を照らし出せる光を。
見上げた空は暗かった
何の音もしない、暗い空の下で。
ひとり、泣いている私って馬鹿みたいだな。
つまんない世界でも、しっかり足を動かして歩いていかなくちゃ。
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