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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 青い、ちっぽけ、ボンクラ。 不安定な僕等 ( No.6 )
- 日時: 2010/09/21 20:22
- 名前: 夜深 ◆2C0BmKQq3I (ID: a6i4.RaK)
第五幕「壊れて。」
届かない空 手紙 君
届くはずの無いこの気持ち
宙ぶらりんに持て余したまんまで。
夕焼けが身体に染みて、目に染みて痛い。
僕は自分らしく、僕のできることだけやった。
だから、僕は自分のクラスで輝けた。
なのに。まだ君には、僕の気持ちが届いてないみたいで。
心のポストのミスかな?
・・・いや。んなことはないか。
どうしてだろう。僕は君のことが気になってるのに。
こういう感情をどういうのだろう。
切ない?泣きそう?死にそう?
明日は世界が壊れる日。
君が押した大きな赤いスイッチが一気にONになって、僕のつくったちっぽけな世界が
一瞬にして、消える。壊れる。そんな日。
書きたいことだけ書き殴って、
天井に張り付いた文字たちをぶん殴りながら
自分の気持ちや心の中を一生懸命書いた。
君の押すスイッチが赤なら
僕の世界は壊れる。
君の押すスイッチが青なら
僕の世界は壊れない。
僕も君も、壊れてしまえばいいのに。
ってそんなのは無理なんだ。
僕も君も壊れれば僕が、こんなにかなしい気持ちにならなくても君の頬を塩水が伝わなくてもいいはずなのにな。
一番眩しい太陽の光を思い切り吸い込んだ朝は
君の下駄箱へと向かうんだ。 真っ先に。
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