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Re: ツギハギセカイ〜合作小説〜     第1話更新完了 ( No.3 )
日時: 2010/09/17 20:35
名前: 青銅 (ID: 2Ujo/OfH)

とある世界。

ここは世紀末の世界。暴力が世の中を支配する世界。

そして此処は荒野。建物どころか、草木など一本も無い。

今、そこに2つの集団が居る。

盗賊リーダー「テメェら!オレ達はここらを支配してるDの軍団だ!解かったらここに食糧や水を置いてきな!」

一人の盗賊が高らかに叫ぶ。

?「ハッ、オマエらにやる食糧なんて無いな。オマエら、さっさと行くぞ。」

一人の若い男はそういうとバイクを走らせようとした。

しかし、今の一言で盗賊は怒り狂った。

盗賊リーダー「このクソガキがぁ!なめやがってぇぇ!!!オマエら!コイツらを殺せ!遠慮はするなぁ!!!」

盗賊のリーダーは叫んだ。そしてそれを皮切りに物凄い数の盗賊が男達の集団に襲い掛かる。

?「しょうがねぇ・・・行くぞ!」

そういうと男達はバイクを降りた。

そして男達は立ち向かう。男達の何十倍の数もあろう盗賊達に。

?②「オマエ達、瞬きはしないほうがいいぞ。」

盗賊「何を言いやがる死ね!」

一人の男がそういうと盗賊の一人は斧を振り下ろす。

しかし。切れたのは盗賊だった。男はいつの間にか盗賊の後ろに居た。

?②「しなくてもダメだがな。キサマらにはこの南斗雁弾拳は見切れぬ。そしてオレは天才だ。オマエらに負けるものか。」

男の名はアミバ。並外れた拳法の才能を持ち合わせる。いわば天才。

南斗聖拳108派の一つ『南斗雁弾拳』を1週間で覚え、さらに若くして自分の流派をも作り上げる程の腕前を持っている。

?③「テメェら!何処からでもかかって来やがれ!」

盗賊「ひ、怯むな!立ち向かえ!」

盗賊はその大柄な男に立ち向かう。

しかし、男は盗賊を軽く抓み、そのままパイルドライバーで片付けてしまった。

?③「その程度か!?えっ!?」

男の名はジーデス。元プロレスラーでヘビー級のチャンプだった男。

チーム1の怪力を持ち合わせている。

?④「・・・・・。」

盗賊「こいつは弱そうだぜ!やっちまえ!」

一人の盗賊はそう叫び、ナイフで切りかかろうとする。

しかし、男は2本の剣を抜き、逆に一瞬で切り伏せてしまった。

?④「弱そう・・・だと・・・。誰に向かってその口を叩いている・・・!」

男の名はセシル。廬山銀河剣の伝承者。

二振りの名剣『太陽』と『満月』を腰に下げるクールな男。

?⑤「いつでもOKだ!」

男はそういって歯を輝かせる。

盗賊「気持ち悪い男だ・・・やっちまえ!」

盗賊は男に棍棒を振るう。しかし、次の瞬間。盗賊の体が宙に浮いた。

?⑤「百戦必勝拳に死角なし!」

男の名はトウマ。我流拳法『百戦必勝拳』の使い手。

どんな状況であろうがそのテンションは下がらない。チームのムードメーカーである。

?「さてと・・・行くぜ!相棒!」

?⑥「了解です!兄貴!」

一人の男は盗賊達を投げ飛ばす。

?⑥「まだまだかかってきてください!」

男の名はタカ。浄土如来掌の伝承者。

カサンドラである男と出会い、それ以来固い友情で結ばれている。

その男とは・・・

?「いくぜ!デカブツ!」

盗賊リーダー「小僧!かかって来い!」

男の名はレオン。第4の天帝守護の拳『東斗陽拳』の伝承者。

実力者の寄せ集めで野党を作り、世直しのために旅をする男。

レオン「ハァァ・・・くらいな!東斗万焼拳!」

男は目に留まらない速さで拳を叩き付ける

レオン「オラヨッ!」

最後に男は相手の腹部に拳をつける

盗賊リーダー「何だ?たいした事無いな〜。」

レオン「最後に聞こうか・・・余生は楽しんだか?」

盗賊リーダー「何だ〜いっ!?ぐ、げるごぉ!!!」

盗賊はそう叫ぶと、体から血を噴出して死んだ。

盗賊「お、親分がやられたぁ・・・逃げろ!」

盗賊たちは逃げ出した。

残ったのはレオン達だけだった。

アミバ「さてと・・・とりあえず盗賊は倒したか・・・。」

ジーデス「この乱世の時代に盗賊が消えるなんて思えねえけどな。」

レオン「うるせぇ。それをやるんだよ。」

セシル「・・・・・。」

彼らは世を治すために戦う。盗賊を倒し続ける。

戦うことだけが彼らの生きる道。それがこの世紀末の世界。

しかし、それも変わる。

トウマ「んっ?霧が出てきたぞ!」

タカ「こんな所に霧が発生するなんて・・・。」

アミバ「ど、どんどん深くなってくぞ!」

レオン「とりあえず皆!手ぇ繋げ!はぐれるな!」

セシル「言われなくても・・・!」

そしてドンドン霧は濃くなっていく。

誰も見えない、何も見えない中、彼らは逸れないように必死に、ただ必死に・・・