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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ツギハギセカイ〜合作小説〜 ( No.37 )
- 日時: 2010/11/14 13:54
- 名前: さわ ◆Szx9FxEnrU (ID: rys6jfTw)
- 参照: 今回もリューリラ目線です。
コツーン…コツーン………。
静かな洞窟に、私のブーツの音が響く。
暗かったので、持っていたボールを魔法でランタンに変形させ、火を付けて、その光を頼りに私は今歩いている。
「はぁ……本当にここ一体どこなんだろ…」
私はそれをまず考えてみる。
ディアネスの世界でもないし、社会見学で行った人間界でもないし…
なんていうか……やっぱり来た事ない世界というか……
「はぁああっ……もうわかんない……ってぎゃあああ!」
私が大きな溜め息をついた瞬間、バサッと何かが飛び立った。それに驚いた私は凄い声をあげてしまったわけで……
「なんだ……コウモリか……。ていうかいきなり出てこないでよねっ!」
と、コウモリなのかわかんないヤツにキレた私。気を取り直して先へ進む。
「っていうか…さっきのコウモリ……異様にデカかった気が………」
歩きながらよくよく考えてみる。
で、気づいた事。
あれ、普通のコウモリの大きさじゃないよね?
え、え、え?じゃ、あれはなんだったの!?
急に寒気が襲ってきたんですけど…。
きっと他の鳥だよね!うん、そうだ!
無理やりでもそう思って私は進む。
そして数分後……
「………?あれ、なんだろ…」
遠くに見える青白い光。
それに向かって私は駆け出した。
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