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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ツギハギセカイ〜合作小説〜 ( No.56 )
- 日時: 2011/01/26 21:31
- 名前: 蒼天の彗星 ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)
- 参照: 元ZEROですたい、福岡県民ではないですたい。
————————————そして一同は朝を迎えた。
何でかは知らないがバベルだけ早起きをしていた。少し寝ぼけた状態で座っている。
しかしその状態はすぐに解消された、何故ならそこに服装が乱れたクララが寝ていたからである。
変態に変貌したバベルは寝っころがってクララに近づいていく。
クララ危うしだったその時。クララは寝ぼけてバベルを思いっきり蹴った。
そしてその場はしばらく沈黙したという。その後イクスとクララが起床した。
「……バベル、お前どうした」
「ねえ、ちゃんと生きてる?」
「ここは天国か…、否地獄か……?」
「無駄な言葉で格好つけるな」
そして天然を通り越した変態ことバベルは何とか生きているらしい。
ていうか皆無茶苦茶大げさ過ぎるよね、なんて呟く誰か。
そして身支度を済ませて宿を出ようとしたその時。
「あんた達かい!?風呂を血まみれにしたのは!」
「やばっ!?逃げるぞ、クララ、バベル!」
ほこりを立てながら猛スピードで廊下を駆けてゆく。
そして何とか宿から脱出した。しかし追っ手が来ているのに気づき、
とっさに物陰に隠れる、さっきのおばちゃんが大きな声で叫ぶ。
「あの小僧達を早く捕まえてちょうだいっ!」
「はっ、直ちに」
そして武装をした兵士が町の中に分散する。
こうして、三人の逃走劇の幕が開ける。
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