ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ─オーバーゲーム─ ( No.1 )
日時: 2010/09/19 17:19
名前: 鷹の目 (ID: U3CBWc3a)

≪ENTRY TIME Ⅰ≫


気付いた時には、俺は自身の教室で倒れていた。

きっちりと並べられた机、椅子、教卓。

机の上には、筆箱やノート、教科書が無造作に広がっている。

俺は、なぜか頭痛がする頭を押さえながら、立ち上がった。

周りを見渡すも、誰もいない。

確か、授業中だったはずだ。何がどうなっている?



「窓が・・・・」



俺はふと、窓の方を見た。

窓には内側から鉄板が張り付けられ、外の様子が見えない。

無論、廊下の窓もそうだ。

時計の針は、12時ジャストで止まっている。

まるで、学校の時間が止まっているような雰囲気が漂う。


「一体、どういうことだ?」


俺はそう呟くと、教室を飛び出した。