ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ─オーバーゲーム─更新再開♪ ( No.65 )
日時: 2010/10/11 11:17
名前: 鷹の目 (ID: ze9J8nGv)

≪SECOND STAGE 〜スーパーサバイバル〜≫



「皆さん、起きてください。」



ステージの真ん中に立つ、太陽の模様が描かれた仮面をしたシャインの言葉で全員の目が覚める。
京介も玲奈と共に目が覚め、全員の視線がステージに集まった。

「これより、SECOND STAGEのルール説明を始めます。と、その前に・・・。僕はシャインという者です。前回のムーンを引き継ぎ、このゲームの指揮をとります。」

シャインは礼儀正しくお議事をすると、ゲームのルール説明を始めた。



「あなた方は、これから5時間以内にC棟の1−2のクラスを目指しなさい。しかし、ゴーつへと目指す途中には、過酷なトラップゾーンが待ち受けています、A棟は炎の間、B棟は水の間、C棟は毒の間と姿を変え、あなた方の行く手を阻みます。無論、タイムオーバーをすれば、その時点でゲームオーバーです。では、健闘をお祈りいたします。」



シャインは一度お辞儀をすると、そのままSTAGEの裏方へと姿を消した。
寝起きの48人にとって、突然のゲームスタートは余りにも急だった。
京介はとりえあず、体育館の扉の近く立っていた志村と宮本に駆け寄る。

「先生!!」

「お早う、三谷。結構やばいぞ、あれを見ろ。」

志村はステージの上に指を指し、京介はその指の先を見る。
すると、そこには大きなデジタル時計が刻々と時間を刻んでいた。
そう、すでにSECOND STAGEが始まっているのだ。

「急ぐぞ、お前は山本と先に行け。俺と宮本先生で、他の生徒を急がせる。」

「分かりました。玲奈、行こう!!」

「うん・・・。」

玲奈は元気のない声で、京介に駆け寄ってきた。
だが、すぐに目を完全に覚まし、京介と顔を合して頷く。

「宗一郎や生徒会長の分も、必ずクリアしてやる。」

京介はそう言うと、玲奈と共に扉を開けたのだった。




SECOND STAGE スタート__________