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化け物————

ずっとそう罵られ、会ってきた人たちみんなに怖がられてきた。

私と他の人との決定的な差。

それはココロが読めるということ。

幼いころは、読んだ言葉を軽々しく口に出していた。


そのため——親に“化け物”と言われた。


小学校のころはいじめられつづけ、親からの虐待も受けていた。

児童保護施設に三年いることになった。

そして現在。


つまり、今、私は高校一年生。


あの事件とあの集団にかかわることになった年でもあった————