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第四話
　　　　［七頭の子龍］

三龍王・・・その影には小さな手助けがあったとされる。
だからこそ三龍王の力は大きく発揮され、総統を守ることにも繋がったという。
総統と三龍王は困っている民を助けていた。その民の中の７人が総統の志に引かれ、その旅に同行したと言われている。
あるときは落ち込んだ三龍王の背中を押し、あるときは激昂した三龍王を引き止めた。
こうして、歴史の背景には様々な人と人との関係で創られるものである。
三龍王と総統が絶命したときにも七兵団は勇敢に戦い、最終的には爪や拳で敵を撲殺したと言われている。
比較的七兵団についての書物の記述は少ないが、こうして、小さきものの支えがあるからこそ歴史は成り立つのである。