ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 小説[Potential]小説名が変わりました! ( No.22 )
- 日時: 2010/10/09 13:00
- 名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)
第十六話[物資の衰え]
警察署>会議室にて
小西「大西被告の拳銃の元が分かりました」
警察署長「なんだね」
小西「酒井」
酒井「はい。大西は足立組の伊藤から渋谷で取り引きして手に入れました。足立組は中国系マフィア三龍会から手に入れたものと思われます」
周りがざわつき始める。
警察署長「それはまことかね」
酒井「確信は出来ませんがおそらくそであると思われます」
運転はオヤジがしている。特殊部隊の車が爆発する前に持ってきていた銃は
M4カービン3丁にマガジンが数個。そして拳銃が2丁。手榴弾は5個。どう考えても戦いは避けなければいけなかった。
いや、寧ろ物資が整っていても戦いは避けるべきだろう。避ける云々ではなく、戦えないのだ。
こんな装備で挑めばスーツに限界が来て射殺されるか、クールにヘッドショットを決められるだろう。
いや、尋問があるのだろうか。もう逃げるしかなかった。
警察側は警察署に攻め込んだときの行為でもう大西とグルだったと確信している。
いや、当たり前だろう。グルでもない男を助けるとは誰も考えないだろう。
もし自分が警察でもグルと判断するだろう。ただ、それ以前にグルだと決め付けた警察も然るべきことだろう。
オヤジ「スーツピッチピッチだなあ」
近藤「ああ。きついわ。こんなのをずっと着ているなんてな」
和泉「仕方ないな。いつ警察に見つかるか分からないからな」
川田「まったくえらいことに巻き込まれたわ」
田中「まあもう遅いけどね」
亜門「一応感謝してるよ」
亜門「大西って人は実はいい人なんでしょうかね」
オヤジ「どうだろうなあ。最後に庇ったのは借りを返したのかもな」
和泉「ただひとついえるのは彼に助けられたってことですね」
近藤「ああ」
川田「彼の行動には驚いたな」
田中「ずっと悪い人としか認識してなかったし」
和泉「いい人悪い人は関係ないと思うけどね」
オヤジ「そうかもしれんな」
続く