ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 小説『Potential』第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.39 )
- 日時: 2010/10/11 00:18
- 名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)
第二話[刃、擦違い]
ここ数日で頻繁にパトカーが巡回するようになった。
一同は異変に気づいていた。車内の生活もそろそろ限界が来ていた。
そんなときだ。
車がパトカーに取り囲まれる。
オヤジ「くそっ!終わりか・・・・」
一同「・・・・・・・」
警官A「犯人と思われる車両を取り囲みました!」
菊池「よーし!今から応援を呼ぶ!まっとけ!」
酒井「やりましたね!」
小西「うむ!」
菊池「さあさあ・・・」
菊池はにやにやしながら言う。
そこへ________
コツ・・・・地に舞い降りたかと思いきやパトカーの上に空中から降りてくる。
「さあ刃を交えようか」
その男は翼を畳み、スーツを着ている。金髪で日本刀を持っていた。
警官A「何者だ!?」
こわばった表情で言う。周りの警官も戸惑いを隠せない。
もちろんオヤジたちも。
菊池「何者だ!?」
菊池たちも驚く。
「さァて・・・・・」
隼の如く日本刀を振り下ろす。もはや残像はおろか振り下ろしたことにも気づけないほどの早さでパトカーを一刀両断した。
そして軽いステップを踏み地へと足をつける。
菊池「撃て!撃てばいい!」
菊池は焦った声で命令する。
警官A「はい!」
バァーン!バァーン!
銃声が響く。男はそれを交わし、再び空中へ_____
一定の高さで留まり、宙に何かを描き再び地へ足を運ぶ。
パトカーは粉々になり、跡形も無くなった。
菊池「何事だ!?」
酒井「なにがおきました!?」
小西「!?」
「私の名は・・・紫電とでも名乗っておこう」
オヤジ「おまえは何者だ!?」
近藤「そうだ!」
和泉「空を飛ぶなんて・・・・」
「さあ・・・・何故でしょうね」
逆方向から声が聞こえる。そいつもスーツを着ていた。
「私の名前は雷電。特殊な能力を持っているというところでしょうか」
オヤジ「・・・・・」
紫電「ただ、おまえらと刃を交えたかっただけだ」
雷電「そうです」
近藤「どういうことだ!?」
ウウーン!サイレンが鳴る。
紫電「・・・・一時休戦ですかね」
雷電「では・・・」
二人は空へ飛び立った。
車も動き出す。
続く
