ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.47 )
- 日時: 2010/10/13 23:15
- 名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)
第五話[拘束Ⅱ]
車は走る。いつも同じ道を。何故かって?行き場所がないからさ。
警察が巡回してるって?仕方ない。ただ、何か策を練ってそうだなあ。
今日は渋滞に見舞われた。場所を移そうにも移せない。どこもかしこも車、車、車。
クラクションの音だけが鳴り響く。
やかましい・・・・・和泉はそういった。
「どうやら事故があったみたいだ」
運転席の窓から顔を出し双眼鏡で見る。
「それにしては長いですね」
和泉は言う。
「これこそが策・・・なのかもしれないな」
亜門が口を挟む。
「さあな・・・・」
和泉が思いつめた表情で言う。
急に車が進み、何故かコーンが立っていた右側の道路が通行可能となる。警官一人がコーンを退け、手で招く。
何故か俺たちの車が右側道路のそばに来たときだった。
車は電柱にぶつかっている。煙を上げていた。
「おい・・・いつまで・・・」
車に乗っている小西が言う。
「あ・・・もう許可が出ました」
酒井が言う。
小西は電柱にぶつかった車から下り、そこにいた警官に後を任せる。
酒井も付いて行く。
「これで上手くいくんですかね」
「ああ。いくだろう。なんせ・・・・あいつだからな」
小西は自身ありげに言う。
「さァて・・・警察署・・・戻りますか」
酒井は小西に声をかける。
「ああ!」
小西は声を上げ走り出す。酒井も後に続く。
「これ・・・策がありそうだ・・・・」
近藤が言う。そういうや否や胸には弾丸をぶら下げ、マシンガン二丁を両手に持つ。
手榴弾を口に挟み。天窓から出る。
胡坐をかぎ、四方八方に向ける。
「なにかありそうだ・・・」
オヤジが言う。
!!!一同は驚いた。いつの間にか辿り着いた場所は警察署。
「こ・・・・んなところにあったっけ・・・?」
田中が声を上げる。
「おい!引き返せ!」
川田が言う。
だが出来ない。警官に四方八方囲まれている。更にいつのまにかついた場所は警察署のど真中。
パトカーにも囲まれている。
近藤は手榴弾を投げようとするも、警官に腕を撃たれピンを外せ無かった。そして地面に落ちる。
「おわぁ!」
近藤は地面に落下。拘束される。
「工藤さん!近藤拘束完了です!」
酒井は無線で伝える。
「くそっ!」
川田はリボルバーを連射する。
「くそっ!おらああああ!」
和泉は天窓からジャンプする。
一同も後に続く。警察署の玄関までジャンプする。
近藤以外の者がそこへ着いた。全員武装し、警官たちに銃を向ける。
「無駄な抵抗はするな!」
菊池が後ろから和泉の頭に拳銃を向ける。
「此処で堕ちますか・・・・・最強の男たちよ・・・」
工藤が菊池の後に続く。
「観念するんだな!」「もう潮時です」
小西と酒井が正面から拳銃を向ける。
その後ろには何十人の警官。
もう___________終わりだった・・・・
続く