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Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.51 )
日時: 2010/10/14 21:37
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)


その刹那、その一瞬、辺りが静まり返った。
「・・・・・・」
ふう・・・と息を漏らす髭男。
手には銅線が絡まり、ビジジっと火花を散らしている。
メカはその場にドスンと倒れる。
「さあ・・・・・・・

    来い!」

第八話
    [脱出②〜マシンの大群を超えろ!〜]

「どうします!?」
「ははは・・・まあいい。何機でもいい!Gatling Machine Prototypeを出動させろ!」
工藤は言う。酒井は黙って首を縦にコクリと落とした。

「さあ!きない!俺が相手をしようぞ!」
髭男は叫ぶ。
処刑人が数十人、髭男に立ち向かう。
首元を掴み、遠くへ投げる。
そして彼は言う。
「わしァの名は隼大左衛門!冥土の土産だァ!」
処刑人の頭を貫きそう言った。

処刑人が全滅し、仲間が50人を切ったとき大きな音がした。
我々の前の廊下をずっと行けば光が指す階段へと登ることが出来る。
左右は牢屋。後ろは大きなシャッターがあった。処刑人もそこから出てきていたのだった。
だが今回は______________全く違った。
大量のマシン、Gatling Machine Prototypeが押し寄せてきた。
そう。隼が破壊したマシンだ。
ガガガガガガガガン!
ガトリングをフル回転させながらこちらへダッシュでかけてくる。
階段へ逃げる。
「早く逃げろ〜!」
オヤジは声を上げる。
階段のほうへ逃げる。だが大きい厚い、1mほどの厚い壁が天井から地へ降る。
行き場を失い、マシンへと目を向ける。
ざっと50機。どう立ち向かう!?
「おらぁ!」
オヤジは手榴弾を投げた。ドーンという音がなると共に地面も揺れる。
「数が・・・多いけん・・・・」
隼が唖然とする。
「さあ・・・・どうしようか」
亜門が言う。
「まあ戦うしかないですね。オヤジさん」
和泉が聞く。
「うむ」
オヤジが威勢よく返事をする。
爆風に紛れ銃弾を撃つ。ダダダダダダダダン!
轟音とともにガトリングが撃たれる。
ガガガガガガガガガガン!
オヤジは辛うじて特殊スーツを着ていたため、頭部を隠すことで防げた。
だが仲間が撃たれる。十人くらい死んだだろうか。
「おい!牢獄の者たちは殺さないんじゃなかったのか!」
和泉が天井の小さなモニターに向かって叫ぶ。
「ははははは。今となっては止むを得まい。いい。殺せ!」
笑い声とともにモニターが消える。
「行くぞ!」
亜門が声を上げ、残ったメンバーがマシンに立ち向かった。
隼は両腕でマシンを貫き破壊する。凄いパワーである。
田中はクルクルとステップを踏み、じょじょに破壊していった。
川田はとにかく蹴り、殴りを繰り返した。
和泉は身長を生かし、回し蹴りをする。
オヤジは散弾銃で破壊する。
亜門は川田と同じようなことをしていた。
他のものは様々に戦っていた。

「もし・・・・突破されたらどうします?」
酒井が聞く。
「ははは。どうしようかな。はは。策は練ってある。気にするな」
そういうや否や立ち上がり、ワインを一杯飲んだ。

続く