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Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中! ( No.55 )
日時: 2010/12/15 22:43
名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)

「おまえは・・・・・」
オヤジが言う。
「・・・・・“ポテンシャル4号”」

第十一話[脱出④〜ポテンシャル4号、その正体〜]

「近藤・・・・なのか?」
和泉が問う。
「近藤・・・?直樹?そんな名前は捨てた。俺の名は・・」
「ポテンシャル4号だ」
男が割って入った。
「私の名は榊原茂だ。ここで研究長をしている」
榊原が言う。
「おま・・・え・・が改造したのか?」
田中が恐る恐る聞く。
「ああ。そうだ。お前らも注入されただろ。“体力増強剤”あれはな、“ポテンシャル薬剤試作品”という。菊池、そして近藤に注入したのは
“ポテンシャル薬剤二段階”だ。説明なら長・・・」
ドガッ!
「いって・・・な・・・・」
オヤジが榊原を殴る。
「ふざけるな!」
オヤジは榊原の頭部に拳銃を突きつける。
「うらやましいのか・・・?」
「死ね!!!!!!!」
オヤジは引き金を引き、発砲した。
榊原は死んだ。頭から血を流し。
「ホウ・・・殺したのか」
近藤が言う。
「直樹!大丈夫か!?」
オヤジが聞く。
「直樹・・・?ポテンシャル4号だっつってんだろ!」
近藤はオヤジを向こうの端まで吹き飛ばした。
100メートルくらいあるだろう。凄い力だ。
「ほう・・・はははは!」
隼が殴りかかる。
隼は近藤の腹を殴り、顔面を殴る。
「ホウ・・?全然効かないぞ!成りそこないめが!」
近藤は隼を壁に叩き付ける。壁には深い穴が空く。
「く・・・・・」
隼は倒れた。
近藤は菊池と同じ2.5メートルくらいの身長があり、右腕が怪物のようになっていた。
「モウ・・・おまえらを殺すしかナイ・・・・」
近藤が言う。
「おい・・・どうしたんだよ・・・」
田中が寄り添う。
ブチャ!
怪物のような右腕が田中の胸を貫いた。
「ごはっ・・・」
田中を引き裂き、その場へ振り落とした。
「ハハハ・・・なり損ないガ・・・」
近藤は笑う。
「このっ!」
和泉が殴りかかる。
「死ね!」
近藤は和泉の右腕を掴み、吹き飛ばす。
ドカァ!
和泉はまたこちらへ吹き飛ばされた。
「ハハハ・・・4号よ・・・」
菊池がこちらへ来たのだった。
「ザンネン・・・・酒井はシンダ・・・・」
菊池が言う。
「なに・・・」
川田が言う。
「ハハハ・・・もう終わりだ・・・」
近藤が言う。
気絶した、和泉、隼。死んだ田中。そして脅える川田と亜門。
吹き飛ばされた先にオヤジ。酒井は死んだ。
この境地に立った者はどうするのか・・・・。
「くそっ!」
川田は菊池をすり抜け、走った。
「おい!?」
亜門は叫ぶ。
「マテ!」
菊池が叫ぶ。
「くそーーーーー!」
川田は走る。
死んだ酒井を通り抜け、オヤジの元へ行く。
「おい!哲雄!」
川田がオヤジを摩る。
「な・・・んだ・・・川田・・・くそ・・・」
オヤジが目を開ける。
「大変なんだよ!近藤と菊池に挟まれてる・・・くそ・・・・」
川田が言う。
「そんなにお困りかね」
司令室から工藤が顔を出した。

続く