ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Potential 第二章開幕!オリキャラ募集中です! ( No.56 )
- 日時: 2010/10/20 18:36
- 名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)
第十二話[脱出⑤〜神の子〜]
「なんだ・・・?」
オヤジは顔を顰める。
「あら?忘れましたか?工藤信吾です。って・・・名乗って無かったですね」
工藤が笑う。
「ちっ・・・」
川田が舌打ちをする。
「おっと!!あぶない!」
ガァーン!
なんと工藤は川田とオヤジを司令室に引きずり込んだ。
「何故助けた?」
オヤジが聞く。
「ただの気まぐれさ」
工藤が答える。
「アケロ!!!」
菊池の声だ。
ドアを叩く音が聞こえる。次第にドアも凹み始める。
「くそ・・・・・」
工藤が決心した。
工藤は手榴弾のピンを抜き、ドアが壊されたと同時に投げた。
ドゴォォォォォォォン!
「ウガァ!」
菊池の唸り声とともに爆風も広がり、その隙に司令室から出る。
「くそっ!」
川田が叫ぶ。
オヤジ、川田、工藤は近藤のほうへ行く。
「コイツが・・・・どうなってもいいのカ?」
近藤が亜門の首を掴み、上に上げる。
「うぐ・・・・」
亜門が苦しそうにもがく。
「フハハハハ!」
近藤が笑う。
「よくも!俺を!」
菊池が血まみれの体を再生しつつ、こちらへ走ってくる。
「死ねや!」
工藤が拳銃を向け、菊池に発砲する。
「うぐぁ!」
頭を撃たれ、菊池の再生が止まる。
「お・・・のれ!」
菊池が叫ぶ。
「俺に・・・殺させろ!」
オヤジが散弾銃で何発も撃つ。
「うごぉ!」
菊池は大量の血を吐血し、ヨロヨロしている。
「さァて・・・・花嫁の・・・仇だ!」
オヤジは散弾銃で力を込め、撃った。
ドガーン!
「な・・気づいていた・・・のかァ・・・・」
菊池はそういい、その場に倒れた。
「ほお・・・コイツが犯人だと気づいていたのか」
工藤が言う。
「アンタ・・・何者だ?」
オヤジが聞く。
「とにかく・・・この場を乗り越えられたら話そう」
工藤が言う。
「ああ・・・一時休戦だ・・・」
オヤジが言った。
「サア・・・・どうする?」
近藤が言う。
「直樹・・・正気になれ・・・」
オヤジが言う。
「直樹じゃねえっつってんだろ!!!ポテンシャル2号だァ!!!」
そう叫ぶや否や、亜門をこちらに放り投げ、襲い掛かって来た。
亜門、川田、オヤジ、工藤は構える。
「おい・・・・起きるけん!」
隼は目が覚め、和泉を摩る。
「ん・・・ああ・・・・」
和泉が目が覚め、10m先を見ると、近藤と亜門たちが戦っていた。
「そうか・・・気絶したのか・・・近藤を正気に戻せる薬品があるはずだ!」
和泉は小声で隼に言い、丁度隣にある研究所に入った。
「探すぞ!」
和泉は隼と部屋を漁る。
「おい・・・これ・・なんやけん?」
隼が和泉に見せる。
「これは・・・・」
一つの紙を手に取った。
2013/12/24
“Potential4号改造計画”
[実験体]
・近藤直樹(21歳) 牢屋内で、唯一戦闘能力、殺人本能が高い、更に、神の子であると判明した。
・・・・・・神の子・・・?
「どういうことだ・・・?神の子って?」
和泉が迷う。
_________神の子・・・・?
続く