ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Potential 第三章開幕!オリキャラ募集中です! ( No.74 )
- 日時: 2010/11/07 15:26
- 名前: ほすとさむらい ◆hLYmfkI/ok (ID: DxRBq1FF)
- 参照: http://www.newgrounds.com/portal/view/548926
「さて・・・答えを訊こうか・・・」
足立が切り出した。
第四話[決断、そして覚醒]
「俺は・・・勿論参加します」
高木が言い、後ろの構成員に合図を送る。
「はい!」
構成員全員が勢いよく叫ぶ。
「そうか」
足立は頷く。
「我々も勿論参加しよう」
桑原が言う。
「勿論だ」
氷川もまだまだ包帯だらけの体だったが言う。
「さて・・・近藤たちは・・・?」
足立が訊く。
「勿論参加だ。借りってものがあるからな」
オヤジが言うと近藤たちも頷く。
「さて・・それでは作戦だが・・・」
足立が言いかけた・・・そのときだ。
「ゴハァ・・・ウグ・・・ゥ・・・」
近藤が汗を掻き、畳を殴る。
「・・・・!まさか覚醒か!?」
桑原が背中にしまってあった刀を構える。
「おい!高木!こいつらを非難させろ!」
足立が叫ぶや否や、オヤジたちと氷川を非難させる。
近藤はまだもがいている。
足立、桑原が刀を構える。桑原は内ポケットにしまってあった中和剤を取り出す。
「うがあ!!!」
近藤は身長2.5メートルほどになり、覚醒した。
「やはり覚醒か・・・」
桑原は刀を構え、斬りかかる。
「おおお!」
ザキン!
近藤は桑原の刀を殴り、吹き飛ばす。
刀は庭にあった灯篭に突き刺さり、ズキン!と鈍い音がする。
ドゴォ!
近藤は真っ赤な鬼のような体で桑原に蹴りを入れる。
「くそ・・・覚醒がだんだん・・・悪い方向へ安定してきている・・・」
桑原は腹を抱え、倒れる。
「桑原!・・・くそ・・・」
足立は刀を構え、桑原の持っていた中和剤を取る。
「ぐはあ・・・・」
近藤は真っ赤な体になり、鬼のような鋭い角が二本生えている。
右腕は怪物のような筋肉パンパンの腕になり、
左腕はタコの足のような触手が何本も生えている。
「おらあ!」
近藤はその場に押し倒される。
足立も何事かとそちらに目をやる。
襖を破り、隼が近藤に圧し掛かっている。
「はやく・・・直す薬を・・・・ォ・・・・」
隼は近藤を抑えている。
「あ・・・ああ!」
足立は注射を刺そうとしたが・・・・・
近藤は隼を吹き飛ばし、足立を殴り飛ばした。
「うがぁ!」
隼は向こうの壁にぶち当たる。
「ああ!!」
足立は庭の池に墜落した。
「アア・・・・」
近藤は足立が落とした刀を拾い、桑原にトドメを刺そうとする。
「シネェ・・・・」
刀を振り下ろした・・・
「へ・・・甘いぜ・・・」
桑原は刀を手で止め、注射を刺した。
「うがぁ・・・・!!!」
近藤は頭を抱え、人間へと戻った。
「・・・くそ・・・」
桑原は止めた刀を放り投げ、灯篭の刺さった刀を抜く。
「桑原・・・・」
足立は池から手を出し、助けを求めていた。
「兄貴・・・大丈夫か・・・」
桑原は足立の腕を掴み、引き上げた。
「はあ・・・まさか今覚醒するとはな・・・」
水に濡れた体で畳に上がり、煙草を吸いながら足立は言う。
「これで大体制御は出来ただろ・・・」
桑原は失神した近藤を見つめ、言う。
「・・・終わったのか・・・」
隼はボロボロの体でこちらへ来る。
「ああ・・・助かった・・・」
足立は言う。
「じゃあ呼んで来る・・・」
隼はエレベーターに乗り、非難した仲間を呼びに行った。
「非難するときは地下3階って決まってるからな・・・」
足立が言う。
「へえ・・・」
桑原は頷く。
続く