ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    ( No.104 )
日時: 2010/10/29 20:29
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

世界なんて何回滅亡したかなど分からない。魔神の私に言わせれば、西暦2005年ごろからこの世界は人間によって乱れ始めた。
その後、5年に1度の割合で世界は滅亡している。
実際にそれが騒がれ始めた時は2010年の初めごろ、既に1回滅亡した後だった。
その後やっと2012年に人類が滅亡などと騒がれ始め、実際に滅亡したのはその1年前、2011年、12月21日。
人間は、限りなく愚かだ。
深層意識にわずかに蓄積されて初めて危機になんとなく気づく程度。
これを愚かと言わずして何と言う?
その世界の滅亡は、月日と共に回数を増やし、今では1日に3回の滅亡危機に瀕している。
まったく、昔はやる事が無く1人だけで事足りた魔神の仕事が増えたのだ。
今現在、魔神は5人居る。
その上、滅亡危機の回避は魔神の管轄外だった。
実際、危機回避を管轄として受け持っていたのは星神。
つまり、この星の管理を任された神だ。
そして、何故魔神にその任務が追加されたかと言えば、魔神もこの星の星神だったから。
故に、魔力はこの星特有の力なのだ。


「まったく、できれば後5000年魔神に任命されるのが遅ければ良かったのに」


そんな愚痴も、もう言うのをやめよう。
私は神と神をやめる契約をしたのだから、これが終われば自由に生きて自由に死ねるのだから。

「罪木君、行くよ?」

「了解しました」

そのやり取りの後に、塔の上から飛び降りる。
2名の戦闘要員が、第3研究所と言う戦場に追加された。